9/2
holk buck botton blouse
color navy
price 26400-
size 0
あれだけ雨が続くと、太陽の日差しを人間も動物も待ち望んでいたように思います。
2階の窓から光が差し込む絨毯に猫が転がっているのを見ていると、それだけで十分という気持ちにさせられます。
今週は台風一過でやや不安定ながらも概ね天気も好調なようなので、日々穏やかに健やかに楽しいことを見つけて
過ごせればいいなと思います。
・
二宮へ移転してから初めての入荷となる、holkの洋服。
展示会に何度足を運んでも、その都度しっかりとした芯を持ちつつも柔軟に物事を捉えて
最小限で最大限の表現をしているブランドだと感じています。
そしてデザイナーの山本さんはとてもユーモアがあって、センスがピカピカな方です。
楽しみにしていた本格的なスタート第一弾の入荷。
細番手の糸を超高密度に織ったタイプライターの生地を用いたブラウスとイージーパンツ。
セットアップでも着用が可能で、オンスタイルとしても提案出来そうな佇まいでもあります。
色はブラックに近い、凛としたネイビーです。
holkの特徴は、愛知県尾州地区でモノづくりの殆どを完結しているブランド。
毎シーズン、生地製作からスタートしデザインに落とし込んでいて、地場産業と密接に関わり合いを持ちながら
長所を引き出し、土地のメリットを最大限に活かしたモノづくりを続けています。
コットン100%の平織りの生地を見て、久しぶりにというと大げさですが胸が高鳴る素材感。
触れた感覚として柔らかさはあるのに、硬いという相反するような部分が表現されていて
洋服屋なので様々な生地を触ることが多いですが、これくらいクオリティの高い生地に出逢う確率は
滅多に無いように思います。
ブラウスは後ろボタンの、首元が立ち上がった奇麗目なデザイン。
片線はほんの少し落ちた位置にあり、ギャザーやタックの強弱、メリハリを利かせた直線と曲線が
生地の上で心地よく交わるような気持ちが高鳴る1枚。背中のデザインにも注目です。
日常着としても勿論ですが、非日常の空間や食事会など、畏まった場にも着ていけるだけの雰囲気を持ち合わせています。
二宮の、のんびりと開放された空気に慣れ過ぎてしまって、自分たちの服装に関して時折はっとなりますが
9月は展示会シーズンで江戸へ行く機会が必然的に増えるので、それも良い刺激になりそう。
どちらか一方に偏り過ぎず頑なにならず、グラデーションの中で行ったり来たりするくらいの
揺れ動きがある方が、力みも抜けて良いのかなと思ったりしています。
僕らが提案している洋服に限らず、どんなことにも共通して言えることだと思います。
画像ですと動きが無いので伝わりにくいですが、バックのボタンより下のギャザーの中央部分。
ここから真ん中が実は少しだけ生地が重なり合っているだけで、裾までヒラっと開いているのです。
生地の特性もあってそこまでヒラヒラしない感じも粋です。インナーにさり気なく色を忍ばせても良いですね。
実際にこの辺りのシャツを手に取るのは10月頃からでしょうか。
きっとその頃には秋の食べ物もより美味しいモノに移り変わっているでしょうし、飲み物も暖かい珈琲や紅茶を自然と欲している
そんな時期は何をするにもきっと楽しいはずです。何処かに出掛けることも、より能動的に動けていることでしょう。
何処かに行く1つのきっかけとして洋服というのは、気持ちを上げるツールとしても面白い存在になると思いますし
出掛ける場所と気候、更に言えば食事するお店に服装がマッチした時の嬉しさと言ったら。。。
考えすぎかもしれませんが、そういう視点と発想で触れたり想像したり選んだりをしてみると
また洋服に違った面白さが出てくるのかなとも思いますので、秋冬の装いを楽しんで頂ければ嬉しいです。
holk kang fu pants
color navy
price 26400-
size 2 / 3
holkのアイコンにもなりつつある”kang fu pants”は、程よくゆとりを持たせたイージーパンツ。
お尻まわり、ワタリに程よく空間を持たせつつ、裾口にかけて奇麗なテーパードシルエットを構築。
コットンのぱりっとした質感とハリがあるのでイージーパンツ感を忘れてしまう程、良い仕上がりに思います。
サイズ展開は3サイズご用意があったのですが、1は完売でサイズ2とサイズ3の2サイズご用意があります。
サイズ2でレディースM~Lでしたら心地良くフィット、サイズ3でメンズの34インチくらいの方が
適度にゆとりを持たせて穿いて頂けると思います。
最近はイージーパンツを過度に穿き過ぎているので、通常のパンツに戻るのはなかなか難しいのですが
イージーパンツの中でもこれが黄金比ではないか。。。と思えるぐらい丁度良いバランスに出来ていると思います。
穿いて頂ければ大体の方が、はい。と納得してしまうような、なんとも言えない塩梅の良さがあるのですが
今回のコットン生地は、この色目も含め使い勝手的にも抜群なはずです。
僕が思うお洒落と言うのか、洋服を上手に着ている方の共通項はパンツ選びだと思います。
自分自身の体系の特徴を把握していて、その中でサイズ感や裾の長さを含めたトータル的な見え方や穿き心地。
ジャストサイズだから単純に良いという訳ではなく、その人の考えやこう穿きたいというイメージがパンツにはより濃く
反映されるような気がしています。丈詰めやウエストの調整など、お店で購入された方には積極的にお勧めしたいのはそういう理由。
既製品は誰にでも合うようには設定されていないですし、ちょっとしたことで見え方が大きく変化するのを実感していただけると
服装の深みにもつながると思っています。神は細部に宿る。。。かもしれませんよ~。
ウエストは総ゴム+アジャスターの紐で調整が可能。
ぎゅっと紐で絞って穿く方がシルエットが奇麗に見えてくると思います。
同素材でもう1つトップスも入荷を予定していて、サイズが揃っているうちはセットアップでの着用が
結局何だかんだといざという時にも、それぞれにも使えたりするので、個人的にお勧めです。
2024年9月2日 | 5:05 PM | holk