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SOWBOW    EZ PANTS(WIDE)

color       BLACK(TOBISURABU)

price       26400-

size        F SOLD

暑さ寒さも彼岸までという言葉を信じて、3連休もくらくらしながらなんとか暑さを凌いでいます。
今年は秋分の日が22日(日)で、その前後3日間くらいから気候が変わるそうな・・・
どれどれと週間天気予報を見てみると、確かに21日(土)から気温がぐっと下がっている!
こんなにも四季のバランスがおおきく変わったように感じていても、自然法則に則っているのかと思うと
本当に不思議なことだらけですし、毎日翻弄されている自分もなんだか可笑しく思えますね。
この予報が当たることを信じて、今日も届きたての秋服のBLOGを書きたいと思います。

先日のカーディガンに引き続きSOWBOWのイージーパンツのご紹介。
もうEZ PANTS(WIDE)を何年販売しているのだろう。と懐かしく思えるくらいには、自分の中では定着しているアイテム。
そしてSOWBOWのラインナップの中で、勝手に名品と呼んでいるパンツ。
同じアイテムを継続して販売するのは一見簡単そうで、提案する側(メーカー・販売するお店)からすると
引き際だったり、同モデルをリニューアルするタイミングだったり、悩ましさがつきもの。
それでも飽きずに販売し続けているのは、まず大前提にメーカー側がリリースし続けてくれて
更には提案する側の、熱意と好きが続くかという点も加味されます。そして手にしてくれるお客様がいてこそ成り立つこと。
僕が、このパンツの何が良いと思っているかというと、普段のお店に立つ際にも、出張に行くのにもどちらにも穿けて
先ず、適当に見え過ぎない!のが一番のお気に入りのポイント。
シーズン毎に、可愛い素材やどっしりとした生地まで幅広くラインナップしてくれていることも嬉しい。
トップスに比べるとお気に入りのパンツに出会う確率は稀で、自分自身でもここまで気に入って穿き続けられているのが
不思議なくらいに、いろいろが丁度良いバランスに出来ているのだと思います。

今回選んだ素材は「TOBISURABU」と呼ばれる聞きなれない生地。
SOWBOWで過去にリリースされていた筑後織の生地をブラックに製品染めを施した1本。
製品染めをしているので、いつも穿いているワイドタイプよりも若干生地が縮んでいる印象を受けました。
元々がゆったりとした設定ということもあり、逆に適度なサイズ感に仕上がっているようにも思いますし
ワンサイズのみの展開なので、程度問題はあるにせよ、幅広く体系をカバーするイージーパンツです。
ところどころに、ジャガード織の凹凸があるのが特徴的で、素材は中肉よりやや肉厚に感じるコットン100%。
涼しくなるタイミングでちょうど出番がやってくる、そんな印象です。

夏真っ盛りな時期は明るいカラーを着たい気持ちが強く、実際にもカラフルな服の出番が多かったのですが
一瞬涼しくなった頃ぐらいから、身に着けたくなる色のトーンに少しずつ変化が出てきたように思います。
そして再び色に戻って、また落ち着いて・・・行ったり来たり。
中でも最近好きなのが、パンツはブラックでトップスにフェードしたインディゴの色合わせが特にお気に入り。
適度な明るさを保ちつつも引き締まった印象を、考え過ぎずに組み合わせられるのが良いなと感じています。
足元もそろそろサンダルを脱いで、スニーカーに移行したい。革靴も視野に入るタイミングですね。

ウエストは総ゴム仕様でアジャストが付き、フロントの仕様はジップアップ。
ポケットもしっかりと深さがあって、細かなところまで気の利いたデザインに仕上がっています。

SOWBOW    EZ PANTS(WIDE)裏付き

color       BLACK(NYRON)

price       30800-

size        F

続いて、同じブラックでも全く雰囲気の異なるナイロン素材。
ナイロン素材は仕立てを1枚にすると、ペタンと平面的になり易かったのを解消するためにメッシュ素材の裏地を付けています。
より立体的に膨らみのあるシルエットになり、心なしか保温性も確保されています。
普段使いはもちろんですが、激しくないレジャーシーンでの装いもイメージ出来ますし、温泉とかにも良いかもしれません。
アウトドアブランドではない選択肢という部分でもお勧め。

ナイロンにスウェードの革靴を合わせたりするのも、素材のグラデーションがあって好きな組み合わせ。
あまりに暑すぎてソックスを履かない日々が続いていますが、そろそろソックスに革靴を合わせたいですし
そうなると選ぶパンツのバランスも大きく変化するように思います。
ナイロンは服装に変化を付けられるのが面白くて、特にニットやウールコートなどの天然繊維を合わせると
ギャップと奥行きが出てくるので、個人的にもそんな着方が出来る秋という季節が、というか22℃くらいが本当に好き。
秋冬は素材選び、異素材の組み合わせがより一層楽しくなるのは間違いありません。

今週末からの気温の低下を期待しつつ、店頭でも少しずつ袖のあるものを着ようかなと探されている方が増えてきているのが嬉しい。
僕たち自身もなかなか追いつかなかった洋服の秋が、一山超えて、すぐそこまで近づているのを実感。食欲の秋は独走中☆
何より行楽シーズンでもありますし、何処かに出掛けよう!と思った際に、そのシチュエーションのために装いも選んでみると
楽しい気分がもう一段階ぐらいは上がりますし、それが見事に気候や場所にフィットした時には、もう二段階ほど上がっちゃいます。
ただ服を売るだけではなく、そういう選択肢が増えることだったり、想像していないようなちょっとした提案が出来るのも
お店がある意味だと思うので、近く・遠くのお客様でも、何かの機会にお役に立てたら嬉しいです。
店頭はニット類やウール素材も並び始めて、季節のうつろいが感じられるようになりました。
涼しい風が吹いて、快適にご試着が楽しめますように~

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