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holk      smock dress

color       navy

price      34100-

size       0

私用のため数日間、北海道の実家へと帰省をして戻ってきたら二宮はやっぱり暑い・・・けれど、風が涼しい!
なので思ったよりも、気温にそう大差がないようにも感じてしまう。狭くて広い、広くて狭い日本。
北海道も一時、極端に冷えた日もあったそうですが、滞在中は完璧な秋晴れで、
一応念のため持って行ったカーディガンも羽織るとじわり汗ばむほどでした。
人生がはじまったばかりの尊い命に対面し、そして人の一生について考える時間でもありましたし
秋に帰るのは久しぶりだったので、冬になる前の生き生きと人が賑わう札幌の街と大通
果てしない壮大な美しさが広がる、北海道ならではの秋の空に出会えてうれしかったです。
快く送り出してくれて、ひとり営業もしてくれた家族にもありがとう。

そんな訳で居なかったほんの数日の間にも、秋冬の服の新着がありましたよ。
どしどしご紹介をすすめてまいります。
一度知っていただけると深みにハマるholkの服と物作り。
先にご紹介していたこちらも、ご購入してくださったのは主にリピートのみなさまでした。
今回は、同じ生地を使用した定番のかたち”smock dress”をご紹介いたします。

スタンドカラーの襟元に寄せられたギャザーが、顔や肩周りをふわりと包むので
可愛らしい雰囲気かと思えば、キュッと詰まった袖先や裾へ向かうラインの潔さ。
着ると見頃には適度なゆとりがあるのですが、どこか気持ちが引き締まるように感じるのは
生地の雰囲気か、それとも深い紺色が放つ気配なのか。
フルオープン仕様なのでコートのように羽織っても良いですし、きちんとボタンを留めても着ていただくのも格好いいです。
肩の位置は少しだけ落として着心地を楽に。両サイドにはスラッシュポケットとスリットを設けています。
かたちは大きくは変わらずに、シーズンによって微妙に変化を加えながら、素材と色の違いで
毎回新鮮さと発見を与えてくれるsmock dressは、季節ごとに素材違いで欲しくなってしまう一着です。

使用している生地は、細番手の糸を超高密度に織り上げたタイプライター。
前回と同じ表現になってしまうのですが、ハリがあって硬いのに同時に柔らかくもある。
相反する質感を一枚の生地が持ち合わせているというのが、とても凄いことだなと
毎回思うことではありますが、それを可能にしているのはやはり織物を産業とする地場の強み。
そういった地場産業や伝統を維持していくことも容易ではない時代ですが、holkは物作りを通して
工場と職人の方との繋がり、そして直営店にて作り手と購入してくださる方との繋がりを育み
関わり合う方それぞれの心が豊かになるプロダクトを手掛けています。
洋服の販売に携わって月日もだいぶ経ってきましたが、いつでも答えの出ない問いの中に
いるような気持ちになったり、やっていることに矛盾を感じたりする日もあったりして。
それでも何か喜びを繋ぐ役割として自分たちが出来ることを。と思い取り組む日々において
holkというブランドや、生み出す方々の姿勢にとても励まされたりもしているなと思います。

釦をお好みのバランスで留めて着ていただくのがお勧めです。
もう少し首元を開けて、背中側に落としても素敵ですし、モックネックやタートルなど
インナーとのバランスと、ボトムを細身のラフなパンツから、ワイド、スカートなどなど
移り変わりに合わせて、着方も工夫してみてくださいね。
まだまだ、ここからが本番な秋冬の装い。
holkのルックがとてもとてもツボなので、こちらのリンクもぜひご覧くださいね。
物欲、服欲、掻き立てられちゃいますよ~

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