10/26

holk     2B JACKET

color     khaki

price      82500-

size      1    /    2    /    3  SOLD

昨日までお店をお休みにして、社会科見学に行ってきました。
久しぶりの社会科見学。想像を軽く超えてくる刺激で、頭の中がパンク寸前。。。
そのお話はまた後日にBLOGに纏めてお伝えしたいと思っています。やっぱり、外の景色を見ること。とても大切。
その場に立ち止まって頭で考え過ぎても、結局のところ、良い案は浮かんでこず。。。
実際に足を運んで、目で見て場所の空気を感じれば、一瞬で閃いたり面白い発想が浮かんでくる。点と点が線になる感覚。
上手く話が進めば、来年の春頃にはカタチになって、店頭でお見せ出来るかもしれませんので楽しみにしていてください。

10月末にもなっているにも関わらず、二宮は半袖でも過ごせるくらいの気候。
昨日展示を見に行った鎌倉も、半袖Tシャツからニットまで、多種多様の洋服を着た方がいて海の街ならでは開放的な空気と
鳩サブレー本店の素晴らしさを感じつつ、海岸線を車でひたすら走り渋滞にもはまらずに心地良い気分で二宮へ帰ってきました。
とは言え、いい加減そろそろ涼しく、いや寒くなって頂かないと洋服屋として困ったものだなと思いつつも
自然に身を任せるくらいしか、今は出来ることがないと腹をくくっている日々です。
冬の入口から真冬、春先まで切れそうなholkの真骨頂とも言える圧縮ウールを用いたジャケット。
ジャケットと言っても、畏まった空気ではなく大らかさのあるシルエットとデザイン。
インナーもそれなりに着こめるので、着用のイメージはコートライクになるのかなと想像をしています。

ジャケットの顔となるラペルですが、曲線的なカーブを描いてスタンドカラーの様な着方が可能。
カジュアルなジャケットに見る仕様で、首巻をくるっと巻いて頂けると真冬の着こなしもイメージし易いのではないかと。
ポケットはフラップ付きのハンドウォーマーで、収納力もしっかりと兼ね備えています。

ラペルを付けると、当たり前ですがジャケットらしい空気に一変します。
素材は縮絨のビエラと呼ばれる、斜めに畝のある生地を起毛させています。
用いられる糸はsuper100’sの細番手。
繊細な糸を使うことで滑らかになり、縮絨した際にもチクチクするような肌あたりは一切ありません。
本来であればとても綺麗なウール生地が出来るのを、あえて起毛させることでカジュアル顔に仕立てる。
起毛させることのメリットとして、空気の層が生まれるので保温効果が高まります。

デザイン面で見ると、ここまで肩を落としたテーラードジャケットは初めてかもしれません。
肩の位置はとっくに過ぎて、肘のちょっと上の方に肩線がきている珍しいカタチ。
着用面などに一切響く訳ではないので、むしろ着やすい印象を持ちます。
裏地はキュプラ100%を組み合わせて、厚地のものを着ていても袖通りが抜群。
テーラードジャケットを着る機会は、殆ど、いや0に近いくらいに無くなりましたが、今季選んだholkのジャケットは
ショート丈のコートを羽織る感覚で着られるのが気に入ってセレクトしています。
車移動が中心の方や、カジュアルな服装でお仕事されている方(都内にたまに出勤するなど)には
きっと嵩張らずに着用ができる、心強いアウターになると思います。
サイズはS.M.Lサイズご用意しましたが、一番大きかったサイズ3はありがたいことに完売。
size1でレディスのLぐらいを着られる方、背の高い方や腕の長い方、メンズS-M
size2メンズM-L が大よそのイメージで間違いないはずです。

毎シーズン、ため息が出てしまうほどに素晴らしいウール製品を生み出しているholk。
地場産業と密接に関りを持ちながら、過度なデザインではなく日常着として生活に心地良く馴染む洋服は
着ていても無理がなく、二宮のような海が近くになる景色にもマッチしているように思います。
あとは、ひたすら寒くなるのを待つだけ。寒さには弱いけどコートは着たい。
アウターらしいアウターは、近年では多くは展開されなくなっている状況も理解しながら
やっぱりちょっとだけ寂しい気持ちもしますね。
holk以外にはRiverで新しいデザインで1型作っていますので、もしお探しの方がいらっしゃいましたら
ぜひお早めに、選択肢の中の1つとして見て頂けると嬉しいです。

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