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homspun    メリノウールワッフル編PO

color      ベージュ

price       30800-

size       F

「ひと冬、一コート」もしくは「ひと冬、一ニット」は欠かさず購入して過ごしてきた盛岡の冬。
そこから二宮へ移ったのは今年の2月のこと。まぁまぁ真冬の最中で温暖とは言えそれなりに寒かったのですが、
持っているものである程度しのげる感覚に、もうコートもニットもそんなに買う事もないかもな・・・
そんな事を思ったはず。思ったはずでした。それなのに手元にはもうすでに新しいニットが二着も用意されている。
本当に不思議ですね、そのうちの一着がこちらです。homspunのメリノウールのワッフル編みプルオーバー。
着用したときの、負担のなさと気持ちよさ。そして何よりもシルエットとデザインの良さ、これに尽きます。
結局はニットもコートもずっと好きで、自分の年齢や、環境や感覚の変化によって選ぶものは変わるけれど
それでも着続けてしまうのだろうな(よっぽどの南国に行かない限り)と、改めて思う秋の終わり。

ポコポコした表情がリズミカルで可愛いワッフル模様。
ブラウン寄りのベージュの色目が、なんとも美味しそうにも見えませんか?
そんな風に見えるということは、ほぼほぼ体調も食欲も回復してきた証拠ですね。
サイズはフリーのワンサイズなので、全体的にたっぷりとゆるやかなシルエットになっています。
肩周り、身幅、そして特に襟元のタートル部分が少し広目で絶妙な開き具合に感じたのですが
これはタートルの苦しい感じが苦手という方にも、もしかすると無理する事なく着ていただけるかも?
と思う様な、窮屈さを感じないタートル。もちろん優しく首は覆われていますので、好みはあると思いますが
折り返してみたり、くしゃくしゃっとさせてみたり、オフタートルような塩梅をお楽しみください。

袖幅も適度に太さがあって、着心地はゆったり快適。インナーもしっかり余裕で着込めます。
ですが決して大きすぎる!という印象でもなく、編み地の切替だったり着丈のバランスなど
ちょっとした匙加減により、ニット特有のもこもこ感が出過ぎていません。
小柄な方でも袖は捲ったりなどの調整は必要ですが、着られているという感じにならずに
さらりとシンプルに着用いただけると思います。

ワッフル模様の凹凸と、メリノウールのしなやかさ。
着ていて違和感が無くて心地良さを感じられるもの、そして美しいなと思うものは
心の内側まで浸透するというか、気分は上がりつつ平常心も保てるという。
これぞ日常着に必要なことなのではと、着用しながら何度もニットを撫でたくなりました。
生地分量はたっぷりながら軽やかで、また、ボトムの組み合わせも何でも来いな万能ニット。
この冬のレギュラーメンバー入りは間違いないとおもいます。

color      ブラック

price       30800-

size       F

秋冬気分を盛り上げる、ぬくぬくとしたお色味のベージュと相反して、同じデザインでもがらりと空気が変わり
シャープな雰囲気になるブラック。
オールブラックでまとめても格好いいなと思うところですが、画像ですと伝わり難くなってしまうため
ここぞとばかりに、入荷仕立ての良い発色のコーデュロイパンツがあったのでご一緒に。
秋冬の服はコートやボトムに黒や紺、グレー系をどうしても選びがちなので、ニットは明るい色目が
ここ最近の気分だったのですが、黒いニットに明るいボトム・・・良すぎる。。。
撮影しながら自分たちだけで絶賛していたので、ぜひこの組み合わせをお試しいただけたらうれしいです。

粗野なウールでぎゅぎゅっと詰まった感じのセーターも好きですが、どうしたって頻繁に着るものは
気負わずフラットに袖を通せる物がよく、この袖リブ・裾リブの引き締めなさがとてもいいです。
ゆるやか〜で中に着込める余白もあって、それでいてウールの暖かさはやっぱり寒くなると格別。
保温性を高めたい場合にはできればインナーにも、ウール、コットンウール、コットンシルクなどの薄手のものを
合わせて着ていただけると、じんわりとした素材の柔らかな温もりと体温が空気の層になって体を包んでくれます。

燃えるように赤に染まった紅葉や、黄金に輝く銀杏木。
白鳥のちょっと気が抜ける賑やかな話し声。鼻の奥にスーッと抜ける冷えた空気。
冬が来る、そしてニットやコートの冬服の出番を知らせる景色を恋しく思いながらも、少し後を追う様に
やってくる温暖な海の町の、冬の景色はなんだろうと、探すことも楽しみに過ごしています。
今はご近所さんの庭に生えている、柑橘の実が黄金になりかけているのを観察中。
先日は家で穫れたというレモンもいただきました。お店の鉢のレモンは静かです。

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