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River OVERCOAT
color NAVY
price 55000-
size 2 / 4 / 6
未だ本格的なコートに袖を通す機会はなく、よっぽど外に居続けたり必要に迫られないと・・・という状況ですが
11月も終盤に差し掛かっているのを考えると、そろそろ準備をしても良いタイミングではあると言い聞かせて。
Riverでは初となるコートを作製いたしました。
元々コートを作ろうというイメージは全くと言って良い程に無かったのですが・・・世の中はまさかの連続があるから楽しい訳です。
魅力的な生地を偶然見つけてしまって勢い良く購入。後先を考えず行動してしまうタイプあるあるかもしれません。
これはもうコートしかない!!と自分自身を鼓舞しながら、温暖な地域でウールコートを提案することに。
引っ越しをしてきた2月中旬。岩手から来たので太陽の日差しがほんのりと暖かく感じていたのですが、
3日も過ごせば気候にも慣れてきて、想像していたより寒い・・・と思ったことも後押し?になりました。
この辺の地域も基本車移動がメインの土地なので、着丈の長さを短めに設定したことで脱ぎ着をしなくても運転に支障がない良い塩梅に。
冬の寒さが待ち遠しくなるような、そんな風な気持ちになって頂けると嬉しいなと思っています。
デザインは至ってシンプル。
とにかくコートのイメージが湧いた生地なので、出来る限り素材の良さを引き立たせることを考えて、ディテールは最低限に。
袖付けは1枚袖を採用。アームの太さだけは確保することで、ある程度厚着をした状態でもストレスなく羽織れるように落とし込んでいます。
素材はウール90%・ナイロン10%のウールカルゼという生地。特徴として斜めの畝がはっきりと見える綾織りの迫力ある素材。
裏地はコットンのスレーキと組み合わせた2枚仕立て。
ジャケットライクに着られるコートをイメージし、あまりに本気になり過ぎず、けれどコートの持つ空気は失わずという
何だか良く分からないようなことを頭の中に描きつつ、着る人にとって良い距離感で付き合っていける1枚になれば良いなと思いました。
特徴らしい特徴をあえて無くしたことで、さっぱりとした印象。
あえて言うこともないのですが、真冬に着るコートは各ブランド気合が入っていてそれは間違いなく格好良いです。
実際に袖を通すと高揚するような感覚もあったりして、それは洋服の中では最も生地の分量を使いますし、手が込んでいて美しい
その分、価格帯も目が飛び出そうになるくらいのモノも、ここ最近は良く目にするようになりました。
当たり前にある感覚をもう少しだけライトに、日常着として気軽に羽織れるコートがあれば自分自身も欲しいし
スーパーへ買い物へ行く時、お洒落をして出かける時、そのどちらにも違和感なく適応するものがあれば良いなと。
ニッチな需要かもしれませんが、今回作製したコートは価格面も含めて、挑戦し易くしたつもりですし、
きちんとしたコートを羽織っている感覚もきっと持っていただけるはず。
何処に来て行くにも恥ずかしくないオン・オフを問わない素材感・色・デザインと、要所要所に自分たちが好きな形が詰まっていて
手前みそですがバランス良く仕上がっていると思います。
展開サイズは2・4・6の3サイズ展開。
サイズ2=レディースM-L
サイズ4=レディースL メンズS
サイズ6=メンズM-L
身長166cm 骨格しっかり体型 着用サイズ4 インナーに中肉のニットを着て丁度良いイメージです。
性別に関係なくサイズスペックで調整しています。
178cm 体重62キロ 着用サイズ6 インナーに中肉のウールシャツを着て丁度良く感じるサイズ感。
まだ生地が固くて多少浮いている感じが残りますが、着用を繰り返すことで全体に落ち感が出てくると思います。
身体にしっくりと落ち着く感覚が出てきたころには、真冬のコートとして毎年寒さを乗り越える存在になっていれば嬉しいです。
ウェイトは軽いとは言えませんが、鉛の様な重たさではありません。程良い重みが着ているな、という安心感につながるはずです。
日中は陽射しがあるとコートは必要に感じませんが、朝と夕のキリっとした空気には確かに冬の気配が感じられます。
まだこの先の冬を過ごしていないので、どれくらいのコートが最適かを見極める必要がありそうですが
自分が暮らす土地に対して無理矢理ではなく、心地良くマッチするモノを出来る限り提案をしたいと思っています。
Riverでは初めてとなるコート。北国で過ごし沢山のコートに出逢ってきた経験から地続きのように生まれたコート。
先ずは袖を一度通していただき、暖かさや着心地を実感して頂ければ嬉しいです。
2024年11月24日 | 4:16 PM | River