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Fischer-barometer 123T Synthetic Hygrometer With Thermometer
MATERIAL Stainless steelcollr
price 12100-
size 8.5×2
昨日に引き続き、最高気温が10℃に届かなそうな二宮。(室内は15℃)
いそいそとウールパンツに身を包み、暖かいお茶を飲み、お昼にはうどんを食べて寒さ対策万全で過ごしています。
三寒四温という馴染みの言葉が、この季節になると頭の中を忙しく駆け巡り、選抜高校野球が終わる頃には半袖の登場。
まだあと1か月は油断出来ない気候が続きますので、食べ物と着る物の2方向からしっかりとアプローチしたいと思います。
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今日ご紹介するのはお洋服ではなく、僕が愛して止まないドイツのFischer-barometerをご紹介します。
創業は1945年。80年近い歴史を持ち、生産国を人件費の安価な地域に移さず”MADE IN GERMANY”を貫く
クラフトマンシップ溢れるメーカー。見ているだけでもうっとりしてしまいます。
洋服を取り扱う際に注意しておきたい点が、温度と湿度。特に湿度は肌感覚と実際の数値とはマッチするのが難しく
これまでもお店の商品、自分の洋服と気を付けていても日に焼けてしまったことが何度もありました。
理由は多角的な要素を含むので、一概にこうとは言い切れないのですが湿度が大きく関係するのは確か。
特に後染めの製品の方が圧倒的に日焼けのような現象が起きやすく、AULICOの平原さんに相談したことがありました。
原因として挙げられるのは、布が湿度(水)を含んでしまい、その後に太陽光もしくはライトの光など紫外線が当たると、
化学反応を起こして色抜けが起こるとのこと。なので風を回して湿度を一定に保つことが大事とアドバイスをいただきました。
そして服の前に、何より僕自身が空気循環がされていない場所が苦手で、湿度や温度の心地良い空間にしたいと思っている。
そういう理由もあって、毎日、湿度・温度などをこまめにチェックするのがいつしか習慣となっていました。
湿度・温度計を選ぶ際、折角であれば、毎日見ても飽きないで、手元に置いていても気分が上がるものが良いなと探したのが
このドイツの”フィッシャー”というメーカーのもの。
デザイン性、工業製品ならではの冷たさがあり、電池などを使用せずに使える機能性やインポート製品の匂いがしっかりと
残っていて、本当に毎日見ていても飽きないですし何より見た目が良い。
移転した店舗では、洋服以外のもので僕らが気になっているものをお取り扱いしたいと思っていた気持ちがあったのと
環境的なバランスも合致していたこともあって、今回取り扱いを決めたのでした。
見方は簡単で、上のメモリが湿度を表しています。
40%-70%のラインが心地良いとされている湿度で、毎日、これを見ながら空調を強めたり弱めたりしつつ湿度の
調整をしています。あと重要なのはサーキュレーターで室内の風を滞留させずに動かすこと。
ドイツ製の湿度・温度計を見つつ、アメリカ製のサーキュレーターで、お店の快適さ心地良いポイントを探し続けています。
取り付けは簡単、細い釘やフックになるようなものに掛けるだけ。上記でも書きましたが電池などは一切使用しないので
ご自宅やお店などの目に留まる場所、気になる部屋に取り付けて頂くだけのシンプル構造も好きな点です。
Fischer-barometer 142.01 Comfortmeter
MATERIAL Stainless steelcollr
price 13200-
size 10×2.8
もう1つのタイプは、左側が温度を示し、右側が湿度系、2つの針が交わった点で快適かどうかを確認出来る仕組み。
とてもシンプルな構造ですが、シンプルだからこそ奥深い作りに思います。
こちらのタイプの方がやや重厚な作りになっています。デザイン性の好み、部屋の雰囲気によって選んで頂くのがベスト。
表面のガラスの曲線やややメカニックな作りは、オメガのスピードマスターを連想させますね。
自分達も、家側にはこちらのメカニックなタイプを置いてみたいと思います。
日々の生活というのは日常であり地続きで繋がっていることを、最近はより実感します。
自分が食べたもの、着たもの、見たもの、聞いた音や感じたことが人間の持つ五感を刺激しながら時間を過ごし
それが小さく小さく積み重ながら作り上げられるんだと、ふと冷静になって考える時があります。
Fischer-barometerは、盛岡に居たときに知り合いの北海道のとあるお店さんから購入させていただいて、とても気に入って
使っていました。いつかお店でも置ければ良いなと思っていたのですが、ふと訪れた展示会にポツンと置いてある姿を見て
今がその時だと感じてお話をさせて頂きました。何処に展開しようかと考えていたのですが、築100年の建物の仏間スペースに
ドイツ製の温度・湿度計をディスプレイしています。この異空間というのかギャップ萌えが好きなんですよね(笑)
あくまでも自己満足なのですが。。。洋服メインで展開していくことに変わりはないのですが、面白いものや自分が気に入って
使っているもの、少し視野と幅を広げて楽しんでいただけるようになればと思っています。
2025年3月4日 | 1:22 PM | other