出張SHOP CORNERさん 3日間を終えて
二宮へ来てから初めてとなる出張SHOP、小田原へお邪魔しますシリーズのエピソード1。
CONERE/alternative pop-up space で無事に3日間駆け抜けました。
二日目の雪混じりの雨は、まさに東北地方を彷彿とさせる底冷えの演出もばっちりな天候でしたが
三日目の最終日は朝からぱりっとした青空と太陽が出て、春らしい過ごし易い気候になりました。
僕ら(rasiku)も蜂谷さんが運営するCORNERさんも、神奈川県内にお店を出して1年目の新米店舗。
名前は何となくしっているけど、行ったことがない。何をやっているか分からない。
洋服屋さんは怖くて行きにくい(洋服屋あるある)など。とにかく先ずは知ってもらうことからと思い
今回、場所をお借りしご一緒させていただいたのですが。。。
その壁をえいっと打ち破って想像を超える沢山の方に足をお運びいただきました。
小田原以外にも南足柄・中井町・厚木・藤沢・東京、そして二宮からもと色々な場所から小田原を目指して足を運んでくださり
魅力や惹きつける力というのは、人が空間を表現するからこそ誰かが共感したり共鳴するのだと、その場に立ちながら
肌で感じた3日間でした。改めてお運びくださった皆さま、ありがとうございました!
二宮と小田原は距離で言うと10キロ、車で30分くらいの場所ですが、街の雰囲気は全く違うことを実感。
当たり前のことを言うと、やっぱり城下町。まだ数回しか足を運んでいないのでほんの一部分を齧っただけの
一個人の感想ですが、僕らが以前に拠点を置いていた盛岡も城下町だったので似た空気に、どこか懐かしさも感じていました。
小田原市の人口は約18万人なので、二宮よりは明らかに人の多さとお店の多さを実感します。
実際に来てくださった小田原在住のお客様はまさに世代も職種も様々で、お店をされている方も来てくださったり
その多くはCORNERさんが日々を積み重ねてきた時間と人脈そのものだったと思うのですが
どっちが良いとか悪いとかの判断ではなく、街はその土地の地形と歴史が作り上げていることの
面白さと奥深さを感じられたこと、こうして様々な接点を持てたことがとても嬉しかったです。
CORNERを主宰する蜂谷さんは、自身でLIVEも企画されているくらい音楽が大好きでとても詳しくて
僕らのセレクトした商品が並ぶ空間をイメージして選曲してくださったリストが素晴らしかった。
更に言うと、お店で提供している盛岡・クラムボンさんの深煎り珈琲も抜群に美味しい。
淹れる姿を陰から見ていたのですが、丁寧にドリップしコーヒー屋さんに負けず劣らずのクオリティの高さ。
メインはオルタナティブ・ポップコーン・スペースという名称で、今回のようなイベントなどが出来る場所ですが
展示やイベントのない時は喫茶店では無いですが、喫茶スタイルで美味しい珈琲とビール、日本酒(オール岩手)を
提供しつつ、飲みながら音楽の話や他愛もない会話が出来るCORNERという場所。
常連の方々やふらっと訪れた方が、珈琲を飲んでふっと一息ついていかれる様子は、なんだか雨宿りをしているような
そんな印象を持ったのでした。だからこそ二日目のみぞれのような雨の日も、すごく空間とマッチしていて
とても心に残る一日になりました。
最終日の閉店後、片付け途中の様子。
心地よい疲労感と余韻に包まれながら、CONRERの近所の素敵な地元スーパーヤオマサで夜ご飯を調達し帰路へ。
そして翌日は入りきらなかった什器を今日の朝一で取りに行き、二宮のお店の準備を整えて無事にオープンしました。
他の土地へ行くと自分達のお店も、居る場所のこともちょっと俯瞰して見えるから良いのです。
まだまだこれからだなぁという部分もたくさんありますし、一歩一歩進むしかないのだなと気も引き締まりました。
4月は蜂谷さんの故郷でもある、岩手県盛岡市へ出張SHOPへお伺いします。温泉にも浸かれるのでとても楽しみ。
2025年は「動」を自分達のテーマに、これまでとこれからを繋ぐように、まだ見ぬ場所でも自分達の表現を
していけたら良いなと思っています。もちろん日々、我が城も磨きつつ。
2025年3月11日 | 3:29 PM | rasikuの想い