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tsuzuli    EZ DENIM 5P PANTS

color     USED PAINT

pri      42900- 

size      1    /    2

今日は朝から清々しい空気が流れている二宮。とても爽やか。
海をボーっと眺めるのも良いでしょうし、吾妻山に登って桜吹雪の中でお弁当を食べるのも良さそう。。。
草花も一斉にぐんぐん芽吹くタイミング、ストーブ生活も残り僅かでしょうか。
ここからロンTにシャツをさらりと羽織るくらいの服装が、いつまで出来るのか楽しみです。

季節の変わり目に無性に欲しくなるのがデニム・・・ですよね?頷いた方、居ると思います。
冬が完全に終わりを告げ、春からいよいよ初夏に向けてもう一段階服装のイメージが変わる中で、
濃いインディゴも勿論の事、色落ちをした淡いトーンのものが気になり始めました。
季節が変わったからか、お客様の反応も自然と多くなり、tsuzuliの加工デニムを2種類ご用意しました。
1つ目はヴィンテージライクな井出達に所々にペンキが飛んでいるタイプ。
もう1つはケミカルウォッシュの加工と其々に表情の異なるタイプをご用意しました。
シルエットは共通(ワイドシルエット)どちらも甲乙つけがたい。。。
気温の上昇とともにトップスの素材が軽くなり、ボトムへの比重が少しずつ大きくなるタイミングで
この迫力あるシルエットと、加工技術の巧みさは抜群の存在感を放ちます。
そしてそして、tsuzuliの真骨頂とも言えるベルトループの後ろがゴムの仕様。
デニムをストレスフリーで穿ける点が嬉しいのです。
店頭で接客していてもデニムはもう身体がきついので穿かないかも・・・
というお客様を何人も説得してきたので自信ありです(笑)

ベースになっているモデルは90年代に発売されたリーバイス550という品番。
501と505が全盛期の時代に、リラックスフィットで打ち出された品番で当時は人気が出なかったはず。。。
ですが、30年近い時を経て服装のイメージが変わっていくなかで、ここ数年で突如として光を浴び始めた品番でもあります。
一番の特徴は何と言ってっも股上の深さ。501や505が大よそ30cmに対して550は35cmと、股上深め。
穿いた時の窮屈さを大幅に軽減。上記のモデルを参考にしながらtuzuliのエッセンスを足し引きし仕上げられています。
デニム自体は60年代のヴィンテージデニムをイメージした色落ちを再現。
12OZのやや軽めの素材を使用。オリジナルはセルヴィッチ付きませんがあえて付いた仕様にしています。

ワイドシルエットですが丈の長さはあえて短めに設定。すっきりとしたバランスで穿いていただけるはず。
身長178cm 体重62キロ 着用サイズ2 丈感も良いですしシルエットも◎

ひと昔前までは加工のデニムって。。。と疑ってかかっていましたが、ここ数年でそんな気持ちは何処へやら。
加工技術のレベルの高さにはびっくりしますし、日本のモノづくりの凄みを感じるようになりました。
このレベルまで穿きこむとなると、正直気が遠くなりますし、シンプルに生地のダメージも同時進行で生じるので
総合的に考えても、最初から加工デニムを選ぶ。というのは一つの選択肢としてとてもお勧めです。

僕がしたいなーと思っている合わせ方としては、トップスに透けるくらい繊細な一面を感じる布帛素材を
さらっと着ることで、素材同士の良い意味でのギャップが出て面白いのではないかと思っています。
足元はスニーカーでもサンダルでも、季節の空気に合わせながら選んで頂きたいです。
普通にTシャツに合わせるのもありですが、何処か1カ所だけ綺麗目なエッセンスを感じるアイテムを取り入れることで
ワークウエアの香りが強く出るデニムとのコーディネートがぐんと良くなるはずです。

color     FADE

pri      42900- 

size      1    /    2

もう1色は何処か懐かしさもあるケミカルウォッシュ!?というと年代が分かりそうな表現ですね。
ペンキのものよりもさらにハードな、独特な雰囲気を持たせた加工と言えば良いでしょうか。
最初見た時には、ハード過ぎるかな。と思っていてセレクトするのを躊躇していたのですが見れば見るほどに癖になる色目。
このタイミングで満を持して並べてみました。こちらもリネン系のやや綺麗な布帛素材のアイテムを組み合わせるのがお勧め。

デニムは加工1つでこうも表情が変わるんだと、感心してしまうことが多々あります。
古着を見ていても年代によって使っている染料・糸の質など無限に広がるワールドがあり、細分化された背景などを含めて
人を魅了し続ける理由なんだと思います。tsuzuliの加工デニムは、お手軽に穿けるヴィンテージデニムのような位置づけで
考えて頂けると日常着として面白い1本になりそうです。

今日も女性のお客様に1本選んで頂きましたが、穿いた時の楽さとベルトが要らない点に魅了されていました。
ワンウォッシュに比べて加工タイプは生地がより柔らかく更に穿き易い印象を受けると思いますので
ぜひ穿き比べてながら、お気に入りのデニムを選んで頂きたいです。

デニムの選択肢は無数に広がり過ぎるので、選ぶ基準と拘りポイントは人それぞれに違うと思います。
tsuzuliのデニムを提案する理由は、もうデニムは卒業かな。。。とか、体系的に穿かないかな。。。というような
どちらかと言えば後ろ向きな気持ちの方に、今までのアプローチとは違う手段としてお勧めしたいなと思っています。
デニムはカジュアルな服装をするうえでやっぱり主軸になるパンツですし、穿き心地とシルエット
気分に満足出来るものがあれば、何だかんだ言っても心強い存在。何を着ようか困ったなぁという時に、
ぱっと手が伸びるような、そんな1本に出逢って頂ければ嬉しいです。

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