盛岡出張SHOPの思い出 最終回

3日目の営業も無事に終了。
とにかく、記録が無い・・・。のは、それぐらい沢山のお客様に足を運んでいただいたから・・・!という事で
どの瞬間も心に刻まれました。3日間、お運びくださった全ての皆様、本当にありがとうございました。
最後のお客様は4人手を組んでアーチにしてお見送り。戸惑われたかもしれませんが、長くお付き合いのある方なので
笑って帰られていったのでよかった(笑)
そして最後まで見守ってくれていた友人が、公会堂22号室での集合写真を撮影してくれました。ありがとう!
少しだけ座ったような記憶がありますが、あまりゆっくりもしていられず、即座に撤収作業はスタート。
思ったよりも動けていなかったのか手間取り、お二人にも手伝ってもらって、21時ギリギリで詰め込み完了。
郵送分の荷物を友人宅へ預けて、ここから神奈川県へ戻ります。果たしてこの体力で戻れるのか?
という不安がちらっと頭を過ります。。。
亮子さん・貴充さんとは公会堂の前で「楽しかった、また会いましょう!」と別れを告げて、それぞれの帰路へ。
僕らは一旦、お風呂休憩をするべく「開運の湯」さんへ向かいました。

当初の計画ではアドレナリンが出ているであろうという想定で、その勢いのまま高速へ乗ればざっと仙台あたり(約200キロ)
までは進めるだろうという考えでした。が、、、お風呂に浸かって出ると、3日間分の疲れがどっと身体に押し寄せて
あらっこれは、結構まずいな。。と思いました。そして、盲点だったのは夜ご飯のこと。
何となくお肉的なものを食べたいなと思うも時間も時間で、道すがらのお店は概ね閉店作業に入っているムード。
時間的にモスバーガーに駆け込めば間に合ったかと、通り過ぎたのを後悔しながら、極度の疲れが判断を狂わせました。
最終的には、まさかのコンビニでおにぎりとファミチキというジャンクフード夜ご飯。でも、食べ過ぎなくて良かった。
いざハンドルを握り始め、高速に入ります。途中途中休みながら・・・えっと、なかなか岩手県を抜けられません。。。
今更ですが岩手県大きいのです。そして電池切れです。(笑)

作戦は変更で、とにかく意識が朦朧とする前に休む。途中30分とか1時間寝てを繰り返して岩手県を抜けて宮城県へ。
夜中なので東北道は空いていたのですが、一瞬でも気を抜くと睡魔に持っていかれそうになるので80キロの安全運転走行。
明け方になって太陽が昇るころになり、那須インター付近までたどり着きました。
遠くを見ると那須連峰の頂上は雪を被っていて冬と春の丁度境目にいる感じがしました。
二宮まで残り250キロ。もうひと踏ん張り。

空が完全に明るくなり、車の数も一気に増えました。
栃木県を南下して、埼玉県へ。
途中のパーキングエリアで自動販売機で購入した、言わずと知れたコーンスープがびっくりするほど美味しくて
身体に染みわたったのは、幼少期から口にしてきて、なんだかんだDNAに刻まれているからだと妻が放った言葉。
より染みました。
夜中運転して日が昇った朝一番に飲むものは、この日を境に、自動販売機で買うコーンスープだと胸に誓いました。

栃木・埼玉の平地を抜けると、カーブとトンネルの多い圏央道へ。
ゴールが確実に近づていてきています。

神奈川県に入りました。
ゴール寸前の厚木付近でホッとしたのか体力の限界なのか、猛烈な眠気に襲われ、ここで1時間の仮眠。
少し安心したのかもしれません。ここまで約11時間のドライブ。当初の予定よりも2時間遅れ。

ようやく、ようやく、盛岡を出発してから12時間後。二宮に戻ってきました。
ちらほら咲いていた桜が満開を迎えていて、ちょうど家に向かう途中の小学校の近くを通った時に
ぴかぴかのランドセルに隠れそうなくらいの新一年生たちが下校?している姿が、とにかく初々しくて可愛かった。
ちょっとじーんとなる気持ちとは裏腹に、とにかくジャンクなものを食べたい欲が浮上してきてしまった疲労困憊なおとな。
某バーガーチェーン店のポテトを買って帰ろうとドライブスルー到着が10時40分過ぎ。いざ注文すると、
この時間は朝マックの時間帯らしく、僕が欲している塩気の効きすぎたポテトはまだ無いですとのこと。
ハッシュポテトならあるというこですが、僕はパス。妻は食べるとのことでハンバーガーとハッシュポテトを購入し自宅へ。
帰りの道はことごとく希望のごはんに辿り着けませんでしたが、それも含めて旅なのかもしれません。
家に着き、先ずはお留守番を頑張ってくれた猫の熱い歓迎と文句を受けた後に、最低限の車の荷物をどさどさ運び入れて
無心でバーガーを頬張り、意識を失ったかのように布団になだれ込みました。
数時間後・・・起きた時の違和感。鏡を見てみると、運転中に眠気覚ましに食べ過ぎた酸っぱい干し梅の影響で
見たことないくらいに顔がパンパンに腫れていました。最初、自分が誰なのか気付かないくらいに(笑)

二宮へ引っ越しをして、6月にお店を再オープンしてから盛岡時代にお世話になった方にどれだけ二宮へ来て頂けたことか。
更に言えばオンラインショッピングでも沢山の注文を頂いていて、ご注文を確認すると名前を見て、顔が分かる感動というのか
嬉しい気持ちと、距離はあっても変わらずに気にかけていただけていることが、とにかく心の支えになりました。
今回の出張SHOPで販売したモノを、レポートに書くのですが一人一人のお名前が全て出てきたこと。
それは12年間やってきたことの1つの証みたいなものなのかなと、僕なりに初めて自分を肯定するような出来事でした。

二宮では当たり前ですが、お店としてはまだまだ認知されている訳ではないですし、凹まなくて良いことにわざわざ
凹んでみたりとお店の難しさを痛感する時間もあれば、盛岡でスタートした時と同じようにやっぱり周りのお店やお客様に
支えてもらっていることに感謝しかなく、近く遠くの繋がりの有難さを身に染みて感じながら、日々過ごしています。
現在はそんな旅を経てやる気が漲って、店内は追加と新着の商品で大充実。
とにかくお店を開け続けておりますので、二宮在住の方も、近隣の街の方も、はたまた小旅行を兼ねて遠方からのお客様も
いつでもお待ちしておりますー。
以上、盛岡出張SHOPの思い出でした。完
次回、K田さんと秋ツアーへの作戦をこれから練ろうとしています(笑)また来たって言わないでくださいね。。。

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