rasiku 1day popup shop @ 二宮 

今日で5月も終わり、明日からは6月。梅雨がやってきて、そして夏の太陽と開放感がもう目の前。
一昨日は、同じ町内にある”Boulangerie Yamashitaさんで1日だけの出張SHOPを開催。
僕らは国道一号線沿いの海側に面した古い日本家屋と出逢って商いを始めて、もう間もなく1年が経とうとする
この絶妙なタイミングで天の声!?ではないですが、店主のユウサクさんから定休日を使ってうちでやってみたらと。。。
とにかく先ずは、自分達がどういうものを扱っているか洋服のテイストや価格帯、そしてどんな人なのか知ってもらって
お店に足を運んで頂かないと始まらないのが商売。このチャンスを逃す訳にはいかないという事で、
二宮⇒二宮という移動距離、約2キロ弱の出張SHOPを開催させていただきました。
引っ越してきてすぐのころはとにかく町を散歩していたら、僕らの住む海側とヤマシタさんのある山側の雰囲気の違いを
肌で感じるのですが、どちらにもそれぞれ魅力がありこの小さな面積の町でも2つの違う空気を堪能できるからこそ、
その土地の面白さが生まれるのだと思います。

前日に什器を運びこませていただき、当日の朝8時30分から設営を開始。
11時オープンの30分前にギリギリ終わる。初めての空間はやっぱり難しい。
事前に店内を計測させて頂いていたのですが、洋服を入れてみると思い通りにはいかないのが出張SHOP。
設営が終わってしまえば、もう僕はやることがない。。。訳ではなく、ここから接客モードへ切替。
30分間リフレッシュして、いざオープン!!

店頭の外スペースに大磯から出店のお花屋さんの「烏」さん
川が近くを流れ、木々に囲まれているロケーションに多種多様(珍しさも美しさも)の花が並びました。
蚊にだけ気をつけてと思いながら、入り口すぐにお花屋さんがあって帰り際にお客様がお花を選んだり
相談してまとめてもらっている景色を見て、とても良いなと思いました。
入口入って直ぐ、僕らのご近所で仲良くさせて頂いている和食のお弁当とおかずを提供している「菜と根や」さん
そして、そして、毎月1回、rasiku店内で出張でおやつ時間を提供してくださっている「cielo」さん
菜と根やさんは、ぎりぎりの到着だったので写真を撮り忘れてしまった。。。Hーちゃんごめんなさい。
菜と根やオリジナル保冷バッグの受注販売もしており、初めて完成品を見ましたが・・・びっくり。
実際にお惣菜を買いに来られた常連のお客様が保冷バッグを使っている姿を見て・・・感動!
僕たちもほんの少しだけお手伝いさせて頂いていて、サンプル品までは見届けて、あとは本番GOするのみ!
という流れだったのですが想像以上の完成度です!!かたちにした事が何よりすごい。
YKKの本部に行った甲斐がありました(笑)実際に足を運ぶことの大切さよ。

わたくし、出張SHOPは張りきって在庫を持って行くタイプ(笑)
売れても売れなくても準備だけはしっかりと、今回もほぼの在庫を持って行く+メーカーさんにお願いして在庫を追加。
折角だから精神が発動してしまう訳です。その甲斐あって、沢山の方にお洋服を手に取って見て頂きました。
Boulangerie Yamashitaさんの建物の雰囲気と什器がとにかく格好良いので、何かをせずとも素敵な空間になる訳です。

そして、そして、まさかの盛岡からの刺客が。。。(涙)
盛岡時代にいつも行く銀行の帰り道に足しげく通わせていただいた「waltz」さん。
特に冬が明けて夏に向かう今時期、外のベンチで飲むカフェラテが最高だったのです。
他愛のない話から他愛のない話まで。。。(笑)店主のよしおさんと色々なお話をしました。
あれ?あれっ、まさか、見間違いじゃないかなと思いましたがcieloさんのおやつの列に並んでいる。(笑)
このタイミング、この場所で感動の再開。変わらずにハッピーな空気で素敵な笑顔。
茅ヶ崎から自転車で来たよ〜という割りに爽やか過ぎて、出店者さん達からは二宮町民と思われるくらい馴染んでいました。
aulicoのインディゴで染めたブルーのシャツ。きっと中津川にも合いますよ。
今度、神奈川県西湘さらに奥の真鶴・湯河原ツアーしましょう。お待ちいたしております!!

サプライズにひとしきり興奮した後、お腹が空いた・・・というタイミングで賄いを用意してくれたゆうさくさん。
なんというおもてなし。
つい先週もお伺いさせていただいた真鶴にある秋日和さんの食パンに、ドライトマトとチーズをのせてピザトーストを。
出張SHOPの食事問題はとても悩ましく、美味しくパワーチャージさせていただいました。
至れり尽くせりとはこういう時のこと。3時には珈琲までご馳走になってしまい、もう言うことはありません。

菜と根やさんの作る「おかずセット」これも絶品。
夫婦二人でピザトースト&おかずセットを悶絶しながら頂き、笑顔にならない訳はありません。
其々に自分自身の表現しているスタイルが素敵で格好良い。ご褒美時間となりました。
こうしてオープンの11時から閉店の17時まであっという間に時間が過ぎて、1日限りのショップは閉店しました。
商いを続けることは、地道な努力の積み重ねでしかなく、誰もが気軽に訪れるような場所でなくとも、わざわざ目指して
来てくださる方が少しずつ着実に増えていることを実感しています。
売るモノや作るモノは違えど同じような価値観やイメージを持っている方と、切磋琢磨しながら楽しい空間やクリエーションを
することで、自分自身が一番刺激を受けているのだと思います。ネガティブな情報や現実的なことから、少しでもポジティブな
発想へ転換して、自分が得意だったり心地良いと思うことを自分のペースやリズムで表現する。
お店や、場を作る覚悟とは何かを改めて考える良いきっかけになりました。

打ち上げの余韻に浸りながら翌朝6時。積み切れなかった什器を受け取りに向かうと小麦粉を捏ねる機械の音と
パン職人のユウサクさんがそこには居ました。ちょっとした会話をして、什器を車に積んで、お店に戻り、また元のお店に
復元作業を開始。同じようなことを繰り返し繰り返しやり続けるだけなのです。商いはきっと。
その繰り返しで学ぶこと、得意なこと、楽しみを見つける。今日も朝から本降りの大雨ですが、お店を変わらずに開けています。
それがお店なんだと思います。おしまい。

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