珈琲田川さん 出張喫茶のお知らせ

8:00 a.m.待ち合わせ場所は葉山を代表する海水浴場の1つでもある森戸海岸。
更に奥の一色海岸は行ったことがあったのですが、森戸海岸は通り過ぎたことがあるだけで、お初の場所。
繋がっていても、隣町でも、地域によって海岸の雰囲気はそれぞれに違うんだなというのを、海の町に来てから知ったので
そこはどんな海岸なんだろうという胸の高鳴りと、「明日、森戸海岸で」という約束しかしなかったので、
実は砂浜が広くて田川さんが見つからなかったらどうしよう。という小さな不安もほんのり抱きつつ目的地へ向かいます。
いつもよりもちょっとだけ朝早起きをして6時45分に二宮を出発。ひたすらに134号線を葉山方面へ。
距離にして30キロ、僕の感覚では1時間ちょっとで着くと踏んでいました。が、
途中、藤沢周辺とスラムダンク渋滞にハマり、到着は20分遅れ。。。無事に田川さんとコンタクトが取れて合流。
個人的に、道路からどういうアプローチで海が広がるのか。これが何とも言えず楽しみなんですよね。
森戸海岸は、こじんまりとした住宅街を抜けると急にぱぁっと開けて、コンパクトに海、広がる~って感じでした。




正面の奥にうっすらと富士山が見えたりして気分は最高潮。そして何より天気が良かった。
前日は雨だったのですが、朝のひんやりとした空気が身体に丁度良く馴染む感じがあって心地良い。
僕はSOWBOWに別注をしたリネン×和紙の長袖シャツ、インナーはタンクトップを挟んで。
田川さんも同じく、チャコールグレーの葉山ではお馴染みのリネンシャツにグレーのタンクトップ姿。
足元はビーチサンダル。自分で言うのもあれですが、景色と服装が二人とも森戸海岸に合っていたのですよ(笑)
お互いに洋服屋という職業だからなのか、その辺の感覚はきっと通じるものがあるんでしょう。きっと。
葉山の海は二宮・大磯周辺とは違う空気に包まれていて、全くの別ジャンル。砂浜が広がり穏やかで豊かさを感じるのです。
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そういえば、ここで急な展開ですが、今回出張喫茶に来ていただく田川さんのご紹介を。
田川さんとの出逢いは、盛岡の時にお取り扱いをさせていただいていたメーカーさんに勤務されていまして、
お取引をさせて頂いていた時は、そこまでやり取りは無かったので、何となくお互いに顔を知っているという程度でした。
が、二宮へ移転してからご連絡をいただき、お店に遊びに来ていただくことに。
その時は、驚きと疑問と嬉しさと、正直どうしたらいいのか分からない状態だったのですが・・・よくよくお話しすると
急に様々な点と点が線になって、ここで繋がるのかーという人生の面白さを感じる瞬間が。しかもメーカー勤務しながら
ご自身で珈琲の焙煎をして、出張喫茶などもされていると言うではないですか。。。そんな流れから、話は転がって
それなら、ぜひrasikuで出張喫茶を!とお願いしたところ快く受けて頂いたという経緯です。
ずっと縁側で何か(誰かが)出来れば良いなぁっと空想していたので、それが実現出来るのがとても嬉しい。
田川さんの引き出しを開けてみると多彩でして、現在もメーカーに在籍しながら、別のスイッチで珈琲を淹れ音楽の活動も。
先日お店へ来てくださったときにも、ウクレレを抱えながら歩いてこられて、何と言うか気になりますよね。(笑)
そして地元が福島県というのも、東北に12年間身を置いたものとしても、親近感が湧いてきます。


ウソみたいに丁度良い東屋がありまして、そこで田川さんにコーヒーを淹れてもらいながら他愛のない話をしました。
時間にして1時間くらいだったと思います。珈琲豆は以前に一度お土産で頂いたことがあったのですが、どっしりとした深煎り。
僕はどちらかと言えば中〜深煎りのコーヒーが好みでだったので、お互いの味覚とイメージが一致したのもポジティブな要素。
朝8時に綺麗な海の傍で美味しい珈琲をいただく幸せよ。
神奈川県に戻ってから、出来る限りスピードを落としながら暮らしたいと思って二宮に辿り着いて、
海という当たり前に存在している自然からの恩恵を感じる場面と、時間が生活の一部として溶け込むようになり
これを何と表現したら良いか分からないのですが、敵いもしない開放感と孤独からエネルギーを享受している感覚。
年齢を重ねて客観的に物事を見れるようになったからこそ、一日一日の積み重ねを大切に感じる日々。
そしてそして出勤前にも関わらず、何から何までセッティングをしてくださった田川さんに感謝感謝です。


森戸神社、時間があれば行きたかったのですが、次回のお楽しみにということで。


珈琲は完全に独学で勉強されているようで、ただただずっと好きで飲み続けていて師匠的な存在はなく
毎日飲むのであれば、自分で焙煎した方がコスト的な部分も抑えられるのでは?というシンプルな理由から
焙煎することをし出して、今では手回しの焙煎機を自宅に入れて、秘密基地のような焙煎所を作ったばかり。
普段はネルドリップで淹れるそうですが、出張喫茶の時はペーパードリップをネルドリップ風にと仰っていました(汗)
やっぱり珈琲に携わる方はマニアックだぁ~って思いつつ、ちょっと変態な感じが心地良いのですよ。



どっぷりと深煎りの珈琲なので、地元である福島のおやつを用意してくださっていました。あんこ系の食べ物と相性抜群。
幾つか深煎りの珈琲で痺れるなぁ~っていうお店に出逢ってきましたが、それに負けず劣らずのコクと深み。
喫茶店を構えているわけではないので、自分が飲む場合はがっつり深煎りですが、出来ればお客様には希望をお伺いして
ご用意したいと仰っていました。深煎りが苦手な方にも、豆乳やオーツミルクなどをご用意してくださるとのことだったので、
飲み方に選択肢があるのはとても嬉しい。
珈琲を飲み終えると、焙煎機があるご自宅に案内していただけるとのこと。海から移動してご自宅へお邪魔することに。


初めましての手回し焙煎機。これで珈琲を焙煎しているのですね。完全なる人力。
1回に何キロも焼ける海外生産の焙煎機をYOU TUBEや実際に見たこともあったので、そのコンパクトさに驚きました。
この機械で、一度に1kg焼けるって仰っていたと思います。。。違っていたらごめんなさい。
けど、この佇まいがなんかじ~んときますね。
ご自宅は今年の8月に引っ越しをされたばかりで、つい最近の話でした。少しずつリフォームしている途中と
仰っていましたが、とにかく焙煎部屋を作って、珈琲を焼ける秘密基地みたいにしたいと、進めていったそうです。
ねこちゃんも2匹いるとのことでしたが、姿は一切見えず。
ご自宅から富士山も見えたり、ご自宅の裏には木が沢山植えてあって気の流れが抜群で、居るだけで心地良い空間でした。



そんなこんなな経緯で、10月18日(土)に珈琲田川さんが、rasikuの軒先で珈琲を淹れに来て頂ける事に。
今日現在での18日の天候は、最低気温18度、最高気温21度。ホットコーヒーを飲むのに最高の温度。
服装は長袖のシャツか、中肉のカーディガンを羽織るくらいで丁度良さそうなイメージですね。
雨がざぁざぁの場合にはお店の中からテイクアウトでの提供になると思いますが、ご近所の方にふらっと
お越しいただけたら嬉しく思います。晴れて縁側でのんびりして、洋服も見て。そんな時間になるといいなー!
そして!今月のおやつの日をcieloさんとご相談しましたところ、cieloさんから願ってもないお申し出が。
珈琲に合わせられそうな摘みやすいおやつなどを、幾つかご用意してくださることになりました。
チーズ系かな、スコーンもいいですよね。はやくもコーヒーブレイクが楽しみです。
ぜひテイクアウトでもご利用頂ければ幸いです。
※珈琲田川 出張喫茶店 at rasiku
※cieloさんのおやつ販売もございますので、併せてご利用ください。
日にち 10月18日(土)
時間 12時~日暮れごろまで
価格 珈琲一杯500円 現金のみの対応となります。◆珈琲豆の販売もございます。
★駐車場はお店の裏側に3台ご用意がございます。
2025年10月7日 | 7:54 PM | rasikuの想い

