10/31

River OVERCOAT
color BLACK
price 58000-
size 2 / 4 / 6 / 8


今日で10月も終わり、明日からは11月。
駆け足で進んでいく季節と、この時期ならではの服装の難しさ(個人的には面白さ)を感じながらの日々を過ごしています。
日中は20℃前後で、朝と夕方の気温差がある時期は何かしらで調整をしないと体調を崩す原因になりかねませんし
年齢を重ねるにつれて気持ち早めに首裏側の防寒や、体幹・内臓の保温を徹底するようしたら、季節の変わり目の不調も
幾分マシになったなような気がします。
兎にも角にも、食べ物と服装、十分な休養が必要な季節に変化しているのは間違いありません。
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ずっと前に購入し取っておいた、とっておきのウール生地。
手織りのホームスパンを思わせる、ふっくらと空気を多く含んだ軽くて暖かくて格好良い。三拍子揃った素材。
何を作るのがベストなのか、と色々想いを巡らせていたのですが、ようやく出番がやってきました。
見た目はしっかりとした重厚感のある佇まいなのですが、ウール100%でとにかく軽い。
やっぱりダイナミックさが一番伝わるのはコートだろうと。そして軽くて暖かいコートは正義だろうという決めつけ。
ということで、昨年に引き続き北国にも対応可能なOVERCOATを作製することに決めました。
真冬に、近所のお出掛けから東京などに行く時にも着て行けるON・OFF問わないコートを自分用に欲しかったというのと
昨年のモデルを買いそびれた・・・という悔しさもずっと持ち続けていたのも、作ろうと思った理由。
更に、もうワンサイズアップが良いなと思っていたので、昨年の3サイズ展開からサイズ8まで伸ばして4サイズ展開に。
サイズ8は完全にXLサイズのバランスにして、がっしり体型の方でも着用した際に生地が優雅に揺れて着て頂けるように
たっぷりとしたパターンで作製しております。



コートに求めることは、袖通りの良さ・インナーに干渉しないゆったりとした作り、特に肩回りは気にしてしまいます。
あとは適正価格。アンダー10万円以下で探したい。作り込み過ぎないということを加味しながら作製したコートです。
あまりに重厚な作りにし過ぎると日常使いとして、景色やらライフスタイルとアンマッチになってしまうのも着る機会が
減ってしまうので、丁度良い距離感を保てるものが何だかんだ手に取り易いのではないかと思っています。
気兼ねなく着れるコートという仕上がりになったと完全なる自己満足に浸っているのですが、人によって感じ方は
違うはずですし、求めるスペックやイメージもあると思うので1つの候補として見て頂けると嬉しいです。
来週に迫った盛岡の出張SHOPにも持っていきますので、一足先に冬がきそうな北東北の地でお披露目もしたい。
私も自分用のを1枚持参して、中津川の遊歩道を熊さんに注意しながら(どう注意するのか分からないですが)歩きたい。
きっと、キリっとした空気が肺の中いっぱいに入る季節だろうからウールコートが心地良く着られるはず。





襟元はシャツ同様に前下がりが好きなので、トップ釦を留めるとクルーネックのラインが少し見えるくらいに設定。
襟を立てて着ることが多く、プラスして巻物をぐるっとして干渉しないくらいの大きさにしています。
袖は1枚袖の仕様で、コートと言えばのディテールであり、見え方も野暮ったくなるのが好きなバランスです。
ボタンは本水牛のボリュームと重厚感あるものが4つ(スペア1つ)並び、1つ1つの釦感覚は広めだと思います。
見え方に適度な抜け感があるのが良いなと思って見ています。





内側はポリエステル65%・コットン35%の薄いブルーのストライプ生地とのコンビネーション。
さらっとした生地感で袖抜けは抜群、袖をぐるぐるっと捲って生地を見せても良いかと。
ポケットは叩きつけのハンドウォーマーポケットが左右について、i-pad MINIが入る大きさ。
後ろ姿のスリットはつけずに、身体全体を丸く包み込んできれるようなシルエットに仕上げていて
身頃と裾幅を広めにとっているので、裾のラインをいちいち足さばきするようなことはないはずです。
僕がコートを着ていて感じること、煩わしいなと思う部分を極力最小限に留めるように意識を置いています。



OVERCOATはサイズスペックをサイズ毎に変速ピッチで大きく変えています。
着丈の長さと大まかな目安で言うと、
サイズ2=95cm レディスS-M
サイズ4=100cm レディスL メンズS
サイズ6=105cm メンズM-L
サイズ8=110cm メンズXL
身長166cm 骨格がっちりで着用サイズ4になります。
程良くゆったりと着れて、インナーはセーター類まで挟み込めます。




二宮の冬を体感してみて、やっぱりウール素材のコートは絶対に必要だと分かり一安心。
第一弾のコートも、ご近所にお住まいの方が購入してくださったのも嬉しかったことでした。
やっぱり服好きとしてはコートが一番の冬の醍醐味ですし、着る機会が減ってしまうかなと思いきや二宮駅のホームで
電車を待つ時間がしっかりと風が吹いて寒くて、これは着るなと若干ホッとした部分もありました。
実際に着るのは11月末頃から3月中旬ごろまでの約3か月間くらいでしょうか。1年で言えば四分の一の時間。
長いようで短く、短いようで長い。そんな風に思います。
どれくらいに出番があるか分からなくても、近所の好きなお店へ行くのにもご機嫌になる羽織物は必要ですし
折角であれば自分が気に入って着たい服に袖を通して、出かけたいなと思うのです。
一足先に、盛岡でコートの機能性や着心地を試してこようと思います。
何だかんだとあっという間に寒くなりますから、冬物の準備をしつつこれだっと思える1枚に出逢って頂けたら嬉しいです。
2025年10月31日 | 5:19 PM | River

