9/30

SOWBOW    蒼氓シャツJ

color       CHAMBRAY INDIGO

price      28600-

size       1    /    2    /    3

今日で9月も終わり、明日からは10月なんですね。
今年も残り3か月かと思うと、本当に月日の流れが年々早くなっている気もしますし、
毎年同じことを言っているなぁとも思いつつ、時間だけは平等にある。
季節の移ろいを感じながら、楽しいことを考えて日々を過ごしていこうと思います。

SOWBOWから新型のシャツが届きました。
先ず目に飛び込んでくる、大胆な大きさに設定されたフラップ付きポケット。
釦の1つ1つの間隔を広く取り、通常のシャツよりも釦の数を減らしたフロント。
前立てはフレンチフロントの仕様、想像するシャンブレーシャツとは良い意味で違っていて、とてもすっきりとした表情。
シャンブレーシャツと言えば、3本針ステッチ、空間仕上げなど特徴的なディテールを想像しがちですが
ごちゃっとした雰囲気をあえて取り除き、全体の空気感でSOWBOWらしさを醸し出しています。

シルエットはボックス型、ゆったりとした余白を感じらる着心地。
両サイドに深くスリットを入れて動きを出しつつ、パンツポケットへのアクセスもし易くなっています。
シャンブレーシャツは洋服で言えば定番的な立ち位置なのかもしれませんが、僕自身はどうしてなのか…
あまり触れてこなかったこともあってここにきて、シャンブレー熱が急上昇の予感。。。
着こなしのイメージはアメカジライクな雰囲気よりも、かりっとした黒のパンツ、ナイロンパンツなどに
合わせたら格好良いかなと思いながら眺めています。

着用写真はきちんとボタンを留めて撮影しましたが、シャツジャケットのように羽織る着方も
このシャツのシルエットや生地感から、いい感じではないかなと思います。
今時期は半袖Tシャツの上に、季節が進めばタートルネックを合わせて着るのも良い。
シャンブレーシャツが人気な理由はきっと、デニムと同じような感覚で着用出来るからではないかと思うのですが
素材の経年変化もそうですし、ざぶっと洗って干したらかりっとなる、あの何とも言えない感触。
そこには長年に渡り植え付けられてきた固定観念というのか、ちょっとしたロマンが詰まっているんだと推測しつつ
SOWBOWのシャンブレーシャツは、軽快に颯爽とした方向性で纏う方が格好良いだろうと思っています。

着用しているサイズは2。
(モデル身長178cm)
大きすぎず、適度な空間を感じられるサイズ感。
1=S-M 2=M-L 3=L-XL と思っていただければ間違い無いです。

SOWBOW    蒼氓EZ PANTS WIDE

color       CHAMBRAY INDIGO

price      31900-

size       F

すっかりお馴染みになりましたSOWBOWが提案し続けている「EZ PANTS WIDE」
何年か前に違うシャンブレー素材でリリースしていたのですが、個人的に季節の変わり目に着用する回数が多く
後継者を探していたので、願ったり叶ったりです。
生地のウェイトから想像すると、これから本格的に寒くなるまで1か月半くらいでしょうか。
冬の寒さが和らぐ、3月頃にまた出番がやってくる、中継ぎ投手のような役割を果たしてくれる1本。

シルエットはお尻周りワタリとしっかりと太さをキープしながら、裾口にかけて徐々にテーパード。
裾口でもボリュームを感じられる太さ。
日常着から、ちょっとした外遊び、使える幅が広いのですよ。
僕は海に行くにも、吾妻山に登るのにも、東京へ出張へ行く際にも、SOWBOWイージーパンツワイドを素材を変えて愛用しています。
シャンブレーはデニム感覚で穿けるので、着合わせも考え過ぎずに手が伸びやすいのではないでしょうか。

二宮で過ごす本格的な秋が、どんな移り変わりをしてどんな服が合うのか、探るのがとても楽しみ。
シャツにちょっとした羽織物、シャツ1枚でインナーを長袖にして過ごせす気候も良いものです。
流石に明日からは10月。洋服を着ることが一番楽しい時期に突入するので、あれこれ試しながら
気候と気分に合った服装をして、お店でお待ちしております。

9/27

SOWBOW    BARAILLE & GARMENTS別注 MIYAKONOJO – L/S TEE

color       NAVY

price      14300-

size       M    /    L    /    XL

定休日明けの27日の金曜日。もう9月も残り僅か。
びっくりなほどに涼しくなった気候も、また30℃付近をいったりきたり。
昨日は、訪れてみたかったお隣のお隣の街、秦野市にある「出雲大社相模分祠」へ。
年齢を重ねるごとに神社仏閣が気になるのは、必然なのでしょうか。。。
神社内にお豆腐がセルフで売られているのが、土地のもたらす恩恵と名産品がマッチして良かったな。
今度行く際には、クーラーボックスを持って出掛けよう。そうしよう。
ちょこっと足を延ばして「じばさんず」で頼んだ落花生のジェラートも、外のベンチで食べれて最高な1日でした。

ここ最近になってようやくロンTの良さに気づき始めているのですが、SOWBOWがBARAILLE & GARMENTSに
別注して作製しているTシャツシリーズ。半袖・長袖ともに非の打ちどころのない素晴らしいカットソーだと思っています。
少し前に長袖の染色バージョンをご紹介しましたが、今回は染色ではない先染めのタイプ。
色は王道のネイビーとホワイトの2色を選択。
神奈川県に拠点を変えて、ロンTの着る期間と着用頻度がなんとなく増えるのではないかと想像をしているのですが
その辺りも含め、まずは実生活の中でどんな服装が心地良いのか探っていきたいと思います。

BARAILLE & GARMENTSはアンダーウェアを作製するブランド。
オリジナルはどちらかと言えば、インナーに適したフィッティングで提案。
SOWBOWが別注することで1枚着として違和感なく着用出来るサイズ感に置き換えています。
ですので、全体的にゆとりを持たせ体と生地に余白のあるシルエット。
オーバーサイズの定義は感じ方は違うので難しいのですが、選ぶ際には普段着られているサイズの表記通りで間違いないはず。
僕は普段大よそL~XLの洋服を着用しますが、BARAILLE & GARMENTS別注TシャツはLで丁度良いバランスに感じます。

首回りはしっかりと詰まったクルーネック。
袖口のテンションもきつすぎず、緩すぎずに丁度良い。
ここがきついとストレスに感じることが多いのですが、細部にまで気が利いていますし
超長綿ならではの光沢感と品の良さ。チープさが一切見受けないあたりは流石だなと感心してしまいます。

ボディに用いられるシーアインランドコットンは、コットンのランクで最上位にくる品種。
リサイクルなどの糸を一切混ぜていないため、ある程度着用を繰り返してもキックバックがあるのでヨレにくく
袖を通した瞬間から、明らかな違いが分かるクオリティの高さを実感。
つるっとした着心地で、生地離れが良く、このTシャツを着ている日はなんだかご機嫌になってしまいます。
※未洗いでの納品なので、全体的に少し縮みが入ります。

color       WHITE

price      14300-

size       M    /    L    /    XL

白いTシャツは、何枚あっても困らないアイテムの1つ。
汚れが気になるるなぁというタイミングで、新しいものに新調をしながら出来る限りフレッシュな状態での着用がお勧め。
肌に触れるものを新しくするだけで大げさではなく気分が一変しますし、消耗品としての買い替えはいた仕方のないことなので
その中でも価値観を優先する際の、選択肢の1つとしてご提案出来ればと思っています。

気持ちの良い季節はロンTにウールのカーディガンを合わせて、外で暖かい珈琲を飲むのが理想的。
二宮の店舗は贅沢にも縁側が付いていたので、早く秋服に身を包み秋風を感じながらのんびりと時間を過ごしたいものです。
店頭に並べていても、見た目がシンプル故に通り過ぎてしまったり、価格もそれなりなので思いきれず。。。
というのは頷けますし、定番的な立ち位置のアイテムなので、何かのタイミングで気になる可能性もあるのかなと。
僕の今までの経験上、上質なカットソーは絶対に嘘をつかない。と自負していますし
価格以上の何か付加価値的なものを実感して頂けると思います。

9/24

SOWBOW    蒼氓シャツG

color       WOOL BROWN(別注)

price      30800-

size       1    /    2    /    3

急に涼しい。。。ですね。
昨日は寝る際には久しぶりに冷房を消し、窓を少し開けたくらいにして丁度良い温度と風。いや朝方はそれでも少し寒かった。
それはそうです、もう9月末。いくらなんでも秋の気配を感じないと、色々がおかしくなりそうだったので、ほっと胸を撫で下しています。
着るものも完全に夏モードだったので、気温差にあたふたしてしまい何度も着替えをしてベストな温度を探ってようやく落ち着いた所。
今時期は日中は気温が上がるので、朝夕との温度差を調整するのが洋服屋としては何とも言えない楽しみがあるのですが
それは逆に言うと服装の難しさでもあるなと思っています。

ここまで気温が下がってくると、なんだか急にウール素材がちらつき始めます。
まだ着るのには少し早いですがSOWBOWに別注でお願いしたシャツが届いたのでご紹介。
たまたま目に留まったウールチェック地。チェックは第一印象で引っかかるかどうかだと思うのですが、ぐっと心を掴まれる感覚。
何か出来ないかと模索していたところに、SOWBOW別注の案が急浮上。
昨年、自分用に久留米絣のコットンチェック地でオーダーしたラウンドしたテールシャツが、思いのほか使い勝手が良かった。
Tシャツの上からボタンを幾つか掛けて羽織る(羽織物)として重宝したことが頭をよぎり、このデザインに落とし込んで頂きました。
ロンTの上からざっくりと着るか、もう1つはあえてサイズアップでスウェットとの組み合わせなんかも想像出来たりして
木々の紅葉が始まる頃に、ブラウンチェックの色目もしっくると馴染んでくるはずです。

シャツGの特徴としては、何と言ってもテールの長さとラウンドの形状。
最初に見たときは、イメージが膨らまずにどうだろう。。。とオーダーを見送っていたのですが、
徐々に吉村さんの洗脳に(笑)いや丁寧な接客にやられて脳裏に焼き付いてしまいました。
当たり前に想像をするシャツ。ボタンを全部留めて着るちゃんとしたシャツとはニュアンスが違う着方が出来ると理解してから、
シャツGの本当の意味での格好良さ、使い勝手の良さにようやく気付きました。遅いと指摘されそうですが。。
個人的にはトップ釦と2つ目を開けて、インナーをしっかりめに覗かせる着方が特にお勧め。
釦の感覚が広く、オープンカラーシャツの様な見え方に。
今回選んだチェック地はウール95%・ナイロン5%のブラウンを基調とした中肉の素材感。
厚すぎず・薄すぎずの適度なボリュームがあり、ノスタルジックな空気があって絶妙に着になるなぁってところがお気に入り。

前丈と後ろ丈で、かなりの落差(約7cm)を付けることで、大胆なシルエットを構築。
シャツ自体は水を通した状態で納品されていますが、縮率が気になる方はやさしく手洗い→軽い脱水。
更に気になる方はドライクリーニングを推奨します。
ここ数年ほとんど手にしてこなかったチェック地。久留米絣のチェック地に出逢ってから、印象が変わったように思います。
シンプルな服装ばかりしていると、それはそれで良いのですが、毎日だとどうしても飽きてしまうのです。
気分転換にはうってつけで、一回チェックを挟むとシンプルな着こなしが、また新鮮に戻れて◎
自分だけの思考(固定観念)を頼りにし過ぎると、年齢と共に徐々に選択肢を狭めてしまっているなぁと反省。
人の影響を受けることの大切さや、当たり前に囚われ過ぎない事をチェックから学んだような気がします。
気温もようやく落ち着いたタイミングで、デニムやチノパンなどのデイリーなパンツと合わせて頂けると間違いないはず。

生地の特性で少し縮みが出ているので、いつものシャツGよりも気持ち小さく上がっているように思います。
スペックの詳細はオンラインストアに載せてありますので、参考にして頂けると幸いです。
因みに、着用しているサイズは2。インナーは中肉のロンT。
※身長178cm 体重62キロ 着た感覚としてはM-L位のイメージです。
後日に、お馴染みになりつつある(僕の中で)イージーパンツワイド(裏付き)も入荷予定ですので
そちらも楽しみにしていてください。

9/16

SOWBOW    EZ PANTS(WIDE)

color       BLACK(TOBISURABU)

price       26400-

size        F SOLD

暑さ寒さも彼岸までという言葉を信じて、3連休もくらくらしながらなんとか暑さを凌いでいます。
今年は秋分の日が22日(日)で、その前後3日間くらいから気候が変わるそうな・・・
どれどれと週間天気予報を見てみると、確かに21日(土)から気温がぐっと下がっている!
こんなにも四季のバランスがおおきく変わったように感じていても、自然法則に則っているのかと思うと
本当に不思議なことだらけですし、毎日翻弄されている自分もなんだか可笑しく思えますね。
この予報が当たることを信じて、今日も届きたての秋服のBLOGを書きたいと思います。

先日のカーディガンに引き続きSOWBOWのイージーパンツのご紹介。
もうEZ PANTS(WIDE)を何年販売しているのだろう。と懐かしく思えるくらいには、自分の中では定着しているアイテム。
そしてSOWBOWのラインナップの中で、勝手に名品と呼んでいるパンツ。
同じアイテムを継続して販売するのは一見簡単そうで、提案する側(メーカー・販売するお店)からすると
引き際だったり、同モデルをリニューアルするタイミングだったり、悩ましさがつきもの。
それでも飽きずに販売し続けているのは、まず大前提にメーカー側がリリースし続けてくれて
更には提案する側の、熱意と好きが続くかという点も加味されます。そして手にしてくれるお客様がいてこそ成り立つこと。
僕が、このパンツの何が良いと思っているかというと、普段のお店に立つ際にも、出張に行くのにもどちらにも穿けて
先ず、適当に見え過ぎない!のが一番のお気に入りのポイント。
シーズン毎に、可愛い素材やどっしりとした生地まで幅広くラインナップしてくれていることも嬉しい。
トップスに比べるとお気に入りのパンツに出会う確率は稀で、自分自身でもここまで気に入って穿き続けられているのが
不思議なくらいに、いろいろが丁度良いバランスに出来ているのだと思います。

今回選んだ素材は「TOBISURABU」と呼ばれる聞きなれない生地。
SOWBOWで過去にリリースされていた筑後織の生地をブラックに製品染めを施した1本。
製品染めをしているので、いつも穿いているワイドタイプよりも若干生地が縮んでいる印象を受けました。
元々がゆったりとした設定ということもあり、逆に適度なサイズ感に仕上がっているようにも思いますし
ワンサイズのみの展開なので、程度問題はあるにせよ、幅広く体系をカバーするイージーパンツです。
ところどころに、ジャガード織の凹凸があるのが特徴的で、素材は中肉よりやや肉厚に感じるコットン100%。
涼しくなるタイミングでちょうど出番がやってくる、そんな印象です。

夏真っ盛りな時期は明るいカラーを着たい気持ちが強く、実際にもカラフルな服の出番が多かったのですが
一瞬涼しくなった頃ぐらいから、身に着けたくなる色のトーンに少しずつ変化が出てきたように思います。
そして再び色に戻って、また落ち着いて・・・行ったり来たり。
中でも最近好きなのが、パンツはブラックでトップスにフェードしたインディゴの色合わせが特にお気に入り。
適度な明るさを保ちつつも引き締まった印象を、考え過ぎずに組み合わせられるのが良いなと感じています。
足元もそろそろサンダルを脱いで、スニーカーに移行したい。革靴も視野に入るタイミングですね。

ウエストは総ゴム仕様でアジャストが付き、フロントの仕様はジップアップ。
ポケットもしっかりと深さがあって、細かなところまで気の利いたデザインに仕上がっています。

SOWBOW    EZ PANTS(WIDE)裏付き

color       BLACK(NYRON)

price       30800-

size        F

続いて、同じブラックでも全く雰囲気の異なるナイロン素材。
ナイロン素材は仕立てを1枚にすると、ペタンと平面的になり易かったのを解消するためにメッシュ素材の裏地を付けています。
より立体的に膨らみのあるシルエットになり、心なしか保温性も確保されています。
普段使いはもちろんですが、激しくないレジャーシーンでの装いもイメージ出来ますし、温泉とかにも良いかもしれません。
アウトドアブランドではない選択肢という部分でもお勧め。

ナイロンにスウェードの革靴を合わせたりするのも、素材のグラデーションがあって好きな組み合わせ。
あまりに暑すぎてソックスを履かない日々が続いていますが、そろそろソックスに革靴を合わせたいですし
そうなると選ぶパンツのバランスも大きく変化するように思います。
ナイロンは服装に変化を付けられるのが面白くて、特にニットやウールコートなどの天然繊維を合わせると
ギャップと奥行きが出てくるので、個人的にもそんな着方が出来る秋という季節が、というか22℃くらいが本当に好き。
秋冬は素材選び、異素材の組み合わせがより一層楽しくなるのは間違いありません。

今週末からの気温の低下を期待しつつ、店頭でも少しずつ袖のあるものを着ようかなと探されている方が増えてきているのが嬉しい。
僕たち自身もなかなか追いつかなかった洋服の秋が、一山超えて、すぐそこまで近づているのを実感。食欲の秋は独走中☆
何より行楽シーズンでもありますし、何処かに出掛けよう!と思った際に、そのシチュエーションのために装いも選んでみると
楽しい気分がもう一段階ぐらいは上がりますし、それが見事に気候や場所にフィットした時には、もう二段階ほど上がっちゃいます。
ただ服を売るだけではなく、そういう選択肢が増えることだったり、想像していないようなちょっとした提案が出来るのも
お店がある意味だと思うので、近く・遠くのお客様でも、何かの機会にお役に立てたら嬉しいです。
店頭はニット類やウール素材も並び始めて、季節のうつろいが感じられるようになりました。
涼しい風が吹いて、快適にご試着が楽しめますように~

9/13

SOWBOW  TYPE F CARDIGAN

color     BLACK

price     31900-

size      1    /    2    /    3

夏はどこまで続くのか。。。終わりの見えない暑さがなかなかに堪えます。
来春夏に向けた各メーカーさんの展示会も真っ盛りで、東京への出張が続いている中で
グリーン車の本当の意味での素晴らしさを40代中盤になって、ようやく気付きました。
二宮から東京方面(渋谷とか新宿あたり)に行くのに、距離にして80キロないくらい。時間で1時間20分~30分くらい。
行きはとても空いているので、景色や本を見ながらゆらゆら・うとうとしていると案外すぐに東京着。
歩き回ってドロドロになってからが本題です。
初めて渋谷から二宮まで帰るのに、グリーン車に乗り込みましたが全然違いますね。快適すぎてびっくり。
時間と空間はお金で買うって、ひと昔前に何かの本で読んだ気がしましたが、その言葉がぴったり。
ずっとあの二階建ての車両が、どこから?どうやって?と気になっていたので、乗り方が知れたのも良かったですし
夏場の帰り道だけでもグリーン車を♩と思うと、東京へ行くのが少しだけポジティブになれそうな、そんな体験でした。

暑い暑いと言っても時間は確実に過ぎていきます。
SOWBOWのカーディガンの”TYPE F”を久しぶりにセレクトしました。
天気予報を見ていると9月末から最低気温がぐっと低くなる予報が出ていたので、一安心。
半袖のカットソー(日中はちゃんと暑いので)に何かを羽織る。そんなスタイルになりそうな2週間後の9月後半。
ある程度、風抜けが良い方が着ていてストレスにならなそうだと思うのですが、うってつけとも言える素材が
パナマクロスと呼ばれる通気性の良い平織り生地。リネン55%・コットン45%のややシャリ感のある着心地。
名前だけは聞いたことがある素材ですが、実際に着たりしたことはなかったので、自分でも試してみて
着用するタイミングと機能性を色々と肌で確かめてみたいと思います。

展開されているカラーは2色。
まずは、間違いなく使い勝手の良いブラック。
手元にあれば、組み合わせを考え過ぎずにさっと羽織って出かけられる万能な1枚。
シャツの上からも良いのかなと思いつつも、カーディガンのVゾーンに合わせるのであれば
丸首カットソーの方が納まりの良さを実感していただけるのではないかと。

デザインはジャケットとカーディガンのちょうど中間をとったような、なかなか見かけない雰囲気だと思います。
以前はサイドにポケットが無かったのですが、何シーズンか前に優しさを優先してスラッシュポケットを完備。
フロントは白い有田焼のボタンがずらりと並び、SOWBOWの魂ともいえるディテールがきらりと光ります。
ニット・カット素材ではなく、布帛素材のカーディガンという点がやはりポイント。
着用した時のライン(特に襟元のV)が直線的に見えるので、しゃきっとした印象になり、背筋をちょっとだけ
伸ばして出かけたくなるかもしれません。

このブログで何度も書き続けている、季節の狭間の何を着ようか問題。洋服の難しさでもあり、一番楽しい悩みでもあります。
季節ががらっと変わってしまえば、着るものを迷うことが減るのですが、1日の寒暖差や絶妙に着るものを悩む温度(25度いかないくらい)に
カーディガンジャケットのような役割を果たしてくれる羽織ものは、素材違いで何枚持っていても役に立ちますし
ここのところの気候で、一番気になる湿度との関わりも意識するようになったので、リネンの配合率が高い生地は
蒸れにくくて快適に着用出来るはずです。

color     PINK

price     31900-

size      1    /    2    /    3

ブラックの汎用性とは反対側に位置するピンクの可愛さよ。
明るい色に慣れてしまった僕は、何も抵抗がなく着用が出来るのですが、ハードルはやや高め。
色に関して言えることは、着用したことの無いものは単純に見慣れないですし着こなせない、プラスして誰かに何か言われないか。。。
という、やや自意識過剰とも取れる判断やネガティブ要素が大まかな理由になるのではないかと。
実際に自分もこの2つの理由を盾のように振りかざして、色物を着てこなかったのですが、今となってはなんであんなにも頑なになっていたのか
振り返ると笑ってしまうほどに、色物への抵抗はほとんど無くなりました。
色物を着ると、着ている日はなんだか不思議とハッピーな気持ちになれますし、周りからもポジティブな反応が多くあるから不思議なものです。
ダークトーンな日と明るい色を着る日と、決めつけ過ぎずにいる方がきっと物事はより面白くなると思いますし
結局は他人から受ける影響が大きいのです。それから住む場所の地形だったり、その地域で採れる物によっても
服装に影響がありそうですし、グラデーションも自然と出てくるはずです。
そんなことを考えながら洋服を着たり、選んだりする人はどのくらいいるのか分かりませんが
僕は割と毎日、そんなことを考えたりどうでも良くなったりしていますよ(笑)

二宮は海が目のまえにあるので、空がどこまでも広く感じ太陽の日差しも明るい印象があります。
東海道が通るので人の行き来があった背景からも、あまり壁がなくポジティブな土地柄もあって、
明るい色の洋服は無理なく自然と馴染む感覚がありますし、自分が今ここに来て思う感覚を
服装やセレクトする洋服で少しずつ表現していければと思っています。

久しぶりにセレクトしたTYPE Fカーディガンですが、素材が変わるとがらっと雰囲気も変わって改めて良いなと。
まだウールやコートなどは着用(試着するのさえ難しい)出来ないくらいの気候ですが、この辺のアイテムですと
Tシャツの上からさらっと羽織れるので、イメージが湧きやすいのではないでしょうか。
一応洋服屋なので、季節を半歩くらいは先取りしておこうかなという思いは持ちつつも、慌てずに現実世界とも
照らし合わせながら、少しずつご紹介をしていければと思っています。

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