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PLOTOTYPE CREW NECK SWEATER
color BROWN
price 33000-
size S / M

節分、そして立春。
昔はこんなことこれっぽっちも思わなかったのに、いつからか大晦日〜元旦にかけての境目よりも、
この立春を迎える時のほうが、よし、はじまるぞ。という気持ちがより強くむくむくと湧いて来る気がする。
12月があまりに暖かかったのもあるかもしれませんし、周りの景色の進みも早くて気持ちが追いつかない部分も
全然あるのですが、それでもより自然に身を任せて自分達が心地良いと感じること、楽しいと思うことや人の方に
力をもらいながら進めば良いのかな。何はともあれ、今日も晴れやかで空気が美味しい1日に、おめでとうの気分!
冬物?春物?もはやその概念は無くなるであろう、そんな物作りを随分と前から続けているaulicoより
新作のニットが届きました。12月にご紹介をしたこちらのニット同様に、”PLOTOTYPE”という名称で展開されるのは
糸商さんとaulicoの平原さんの共同開発的な、ちょっとチャレンジングな企画の中で生まれるプロダクト。
オリジナルの糸の開発からはじまり、製品を洗う工程に至るまで、側から見るとマニアックな視点ではあるものの
実際にその物に触れて着用いただけると、何やらその独特な質感であったり妙な格好良さの魅力に気付いていただけるかと。
鎌倉での出張SHOPでも、そんな風に何気なく見つけて選んでくださった方がいらしたので、このニットも良い出会いを
楽しみにしつつ、ご紹介したいなと思います。



シンプルな佇まい、着るととても軽くてしなやかで柔らかいクルーネックニット。
程よい厚みで素材にはウール60%とナイロンを40%用いることで、ただしなやかなだけではなくほのかにハリも加わります。
今回のポイントはおそらく、光電子ナイロンといわれる糸の特徴にあると思います。
aulicoのHP内の言葉を借りると「控えめで奥行きのある光沢」とあるように、まさに艶々!という感じではなくて
さり気なく鈍く光沢感があるという印象です。
「ナイロンの糸に含まれる微細な結晶が光を複雑に屈折させる。」ともあり、もはや科学でもありニットは数学・・・
理系の世界で服を見るとは。過去の学生時代の自分に会えるとしたら、諦めないでと伝えたい・・・です。
脱線しましたが、何も難しいことを言われている訳では無いのだなとニットを見ると感じます。
今回セレクトしたブラウンが、よりわかりやすく伝えてくれるように、光の当たり方でココアっぽい色目だったり
モカのような色目だったりに変わるように思います。明るすぎず、暗すぎず絶妙な発色です。




質感自体も全くチクチクはしないのですが、どこか少しサラッと乾いたような?タッチ。でもしなやかなのは確かで
強さもある感じという、とても表現が難しいのですが、これは今時期にニット?とは思わせない肌触り。
またここで光電子ナイロンの特性としてお伝えしたいのが、体温の温もりをそのままに留めて、保ち続けるという点。
ナイロンでありながら、天然素材のような、これもまた頭の中がぐるぐるとしそうですが、こういった素材に目をつけ
糸開発に挑むあたりが、まさにプロトタイプ的な物作りだなと思います。
デザインに関しては、首元・肩の落ち具合、袖と裾のリブの塩梅まで、削ぎ落とされた中にも柔らかな丸みと色気があり
aulicoの服にも共通している、あえてそこに着地しました。という、バランス感をお楽しみいただけると思います。
日中の気温が上がる分、朝晩は冷え込みますし風も冷たいので、中肉ニットはまだまだしばらく出番がございます。
冬の醍醐味と言いながらも、春に着るニットってとても心をくすぐられます。色々縛られることなく、自由な装いを!
ぜひお試しください。
2026年2月3日 | 5:44 PM | aulico

