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PLOTOTYPE    SWEATSHIRT-LIKE CREW NECK KNIT

color        black

price        44000-

size         S    /    M

ずっと花粉やら黄砂やらが気になって、顔が痒くなったり鼻水が止まらずにアレルギー症状が全開だったのですが待望の雨。
町全体がしっとりとした空気に包まれて個人的には一安心。
ザーッと一気に洗い流すような雨は嬉しい。でも微妙な小雨が続くと気持ちが沈みがちになる。
あまりに晴れの日が続き過ぎると、空気が乾燥して息苦しく感じるけど、冬でも洗濯物がパリッと乾く太陽は偉大。
いつだって無いものねだりで、日々の気象に対してボヤいてもしょうがないと分かっているのだけど、浮き沈みがあって
翻弄されて、嬉しく思うのも自分。それも含めての、自分。何事も適度なバランスが大事ですねってことです。

aulicoの展示会は年に1回。秋冬と春夏を纏めて商品を見るので、頭の切り替えが必要なのですが
型数を絞って、平原さん渾身の製品が出揃っているので、説明を聞いているとあっという間に時間が過ぎていってしまいます。
他のメーカーさんとは一味違って納期のタイミングが早過ぎずにタイムリーな時期に送られてくるのも特徴かもしれません。
今週あたりから本格的にニットを着ようかなと思った、いや昨日は着ないと過ごせないくらい寒かったので、とても嬉しい。
ネームタグは”PLOTOTYPE”という名称で、何年か前にも”カシミアの糸を強撚糸にしてから編み立てたニット”を作製したりと
一般的にはあまりやらない(見ない)ようなマニアックなことにチャレンジしながら、プロダクトに落とし込む企画。
「糸商」と呼ばれる、糸を仕入れる商社のスタッフの方とaulicoの平原さんがお互いの経験と知恵を出し合い
オリジナルの糸を開発。デザインに落とし込む。そして最後に、製品を洗うことで本来持っている糸のポテンシャルを
存分に引き出していく・・・という流れ。
毎度のことながら、ニット(編物)の持つ魅力は深くてキリがない訳ですが、実際にそのモノに触れていただければ
製品が持つ魅力を、瞬間的に肌が感じ取って頂けると思います。

素材はウール90%・カシミア10%の混紡率で、厚みで言えば中肉くらいになると思います。
ふわふわな糸のタッチと、空気を多く含んでいるニットの着心地はとにかく軽くて暖かい。当たり前ですが。
ニットに求める条件として軽い・暖かい・チクチクしないというのは、40代も半ば・大人と呼ばれる年齢になった
自分としては必須条件で、さらに身体に優しさを、見た目も年相応にという事をしっかりと満たしてくれる力強い1枚。
洋服を販売する上で、ファッションという目線は持ち続けていながらも、あれやこれやと追いかけることは以前よりは
だいぶ減ってきて、背伸びをし過ぎない現実的な一面と、お洒落をして出掛けるという非日常的な側面との使い分けを
より意識することが増えたのは確かで、自分自身の意識の変化と服装のグラデーションがより面白くなってきたのと
着方がちょっとだけですが上手くなった感覚があります。
そんな中で言えばaulicoの提案するニット類は、程よく力が抜けていながらも普段着としてのクオリティが確立している。
という所にいつも感動を覚えます。着心地に直結するクオリティの高い糸を使うとなると、製品としての価格もそれなりに
上がるというのは、モノづくりをしていて非常に痛感するのですが、着心地の良いものを一度着て、知ってしまうと・・・
それはもう、大人の階段とでも言いましょうか。さらにプラスな事を言うと色々な場面で、優しくなれる可能性がある。と
勝手に信じていますし、そう在りたいと自分に言い聞かせています(笑) だから洋服はとても大切!!

商品名から連想するように、スウェットのデザインをニットへと落とし込んだクルーネック。
一番の特徴は、前身頃と後身頃が1枚で構成されている点。普通は前身頃と後身頃をステッチで繋ぐが一般的。
袖先(11cm)と裾リブ)12cm)がしっかりと長さがあるのも、スウェットのムードを感じるディテール。
カットソーにはカットソーにしか出せないムードや着心地があり、ニットはまた別物として自由度と広がりを感じずには
いられません。サイズ展開はSサイズとMサイズの2サイズ。着用しているサイズはMサイズ。
基本的にユニセックスなので、イメージに合いそうなサイズを選んで頂ければと思います。

color        grey

price        44000-

size         S    /    M

腕周りはゆったりとした設定。袖口のテンションは手が隠れるくらいに大らかさがあります。
裾は腹巻のようなリブの長さがデザイン面としても面白く、ヴィンテージ古着のスウェットにたまに見かける乾燥機にかけすぎて
歪になった個体のような雰囲気を醸し出しつつ、平原さんならではのあえて感のバランスがとても愉快な気持ちにさせられます。
古着を触ったり通過してきた方には、心地良く刺さるのかなと思ったりして、スウェットをあえてチープに着る着方と
ニットにしか出すことが出来ないリッチな着心地も知っているという2つの相反する部分を楽しめることが僕の中ではベスト。
光と影みたいな。年齢を重ねて柔軟な姿勢でいること、物事を楽しむこと、それが服装にも繋がるんだと実感しています。

ニットを触りだすと、洋服の面白味が倍増すると思うのは僕だけではないはず。
今季からお取り扱いをさせて頂いたYULAの洋服を見てもそう思いますし、素材に揺らぎがあるからこそカタチに落とし込む
難しさと素材の取捨選択が無限大に広がるからこそ、イメージをして、丁度良い塩梅に着地出来るかどうかやってみたい!と
どうなるか分からない・・・という要素がふんだんにあるからこそ、逆に虜になる方が多いのだろうなと思うのです。
素敵なニットを着て何処に出掛けるか、考えるだけでも楽しくなりますし、冬の装いに一段階磨きがかかるのは
間違いありませんので、特にニット好きな方に見て触れて頂ければ嬉しいです。

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