ROUTE 回想

6月13日(金)からスタートしたrasikuの1周年イベント「ROUTE」
Suwa Okiさんのジュエリーを搬入し鼻歌まじりにディスプレイした日がほんの1週間前。(書き始めの時)
そして会期スタートからはあっという間の5日間でした。
はじまりはまだ梅雨っぽさがありましたが、それを跳ね除けていきなり夏の暑さがやってきて、外はジリジリ。
イベントに合わせて作製した長袖のシャツ~って思っていましたが、こればっかりはどうしようもない(汗)
それでも気に入って手に取って頂けるお客様が沢山いて、更に「ROUTE」のブレスレットとセットで!!と購入して
くださった方もいらっしゃって、一瞬感動して危なく涙がこぼれかけました。年齢と共に涙腺が緩むのは間違いありません。
本当に嬉しく、和やかな、穏やかな時間が流れていました。

イベント前のBLOGにも書きましたが、作り手の方をお呼びしてのイベントは二宮に来てからは初。
まだ1年足らずで思う様には出来ていない自分達のお店に、足を運んでくださった方に感謝の気持ちでいっぱいです。
人・モノ・空間の3つの要素を繋ぎ合わせるのは、お店に行くと当たり前のように感じてしまいがちですが
僕は奇跡に近い感覚を持っています。お互いの接点であったり共感・共鳴するところがなければ成り立たないし
途中から、あれっ。。。って思って上手くいかないこともあったりします。
今回のイベントは、物理的な距離(平塚-二宮)が近いこともあって、作り手の諏訪さんと何度かお逢いしてお互いのイメージの
擦り合わせが出来たこと。青山(SPIRAL)の展示会も足を運んで見ていたことなど、諸々の点と点がポジティブな展示に
進んでいった要因だと思いました。

お客様がモノを買いに来ているのは勿論ですが、諏訪さんに逢いに来ている方が殆どだったのが印象的でしたし
一番の推し!?ファン!?として、おばあさまと叔母様がお店に来店されたのは本当に嬉しかったぁ。
僕もこの5日間、一緒に空間を過ごすことで、今までよりも更にファンになりましたし、次回のやりたいことを
既にお伝えして了承を得たので、時が来たタイミングで発表したいと思いますので楽しみにしていてください。
今回は自分たちにとってもまた次のステップへと弾みとなるような、新しい風にもたくさん触れることができ
近く遠くお世話になった方へも来ていただいたり、今までのとこれからのご縁が繋がっていくようなシーンもあり
とても良い流れの交差点にいるような感覚もありました。
月末には、もう1つ僕たちが思い描いていた空間を作りたいと、トートーニーの神田さんにお声がけをさせていただき
心躍るイベントをご用意しましたので、そちらも準備が整い次第、お知らせていただきます。

1周年

2024年6月14日に二宮でお店を再スタートをした日。
元々は、この建物に出逢わなければお店は盛岡でおしまい!っとするはずだったので何だか今もまだこうして
お店を続けられていることが、時々ものすごく不思議に思ったりもする。
移転しても、自分たちのことを信じて洋服を届けてくださる作り手の方にも感謝の気持ちでいっぱいです。
きっと僕たちの人生は、風が吹くように行き当たりばったりで、それが運命というならそうなのかもしれないし、
緻密に計算したり、反動が怖くて理想を大きく掲げることも出来ず、これまでもずっと手探りの中で
その都度、自分たちが心地良いと感じながら出来る事・見たい景色は何かを考え、心に問いながらやってきました。
実際に盛岡でお店をスタートした時は、若さ故の自信に反して、経験値があまりに乏しいが為に理想と現実のギャップに
日々落胆していたし、どん底までいって、あの状態から良くここまで続いてきたなと今は思う。
節目節目に出逢う人や人から通じて広がるご縁、ラッキーが幾つか重ならないと個人経営のお店は一瞬で無くなってしまうし
それこそ毎日が勝負でもあるし、何との勝負なのかも分からないけれど、強いて言えば自分?それとも世の中?
結局は日々の積み重ねでしかないから、これは神様もなかなかの試練を与えてくるなぁっといつも思う訳です。

僕たちが暮らし、お店を営む二宮という小さな町。これまでにも何度かBLOGに書いたかもしれませんが、
面積も本当に小さくて、およそ9平方キロメートル。南北に3.8キロ・東西に3.3キロ。人口26000人弱。
どうして二宮に?とよく聞かれるのですが、一言で言えば”直感”しか無かったのですが、実際に住んでみると
想像通りの良い部分も、悪い意味ではなく想像とは違った部分も当然ですが見えてきます。
高齢化率も神奈川県の中では進んでいるので、未来に向けて町がどのように舵を切っていくのかを冷静に見てみたい。
何かを大きく変えたいとか、野望とか私利私欲ではなく、共有財産をみなで分かち合えるような方向に進んでいけば
とても良いだろうなと勝手に思ってもいる。吾妻山というシンボルがあって、山と海とが小さな面積にぎゅっと詰まっていて
陰と陽が背中合わせにあるのがとても面白くて、来てくださった人がリラックスしてる様子を見るととてもうれしい。
湘南新宿ラインの快速に乗ると停車しないので、東京の帰りは快速でないことを確認しないといけなかったり
電車の終点が平塚駅迄で落胆し、何となく一つ前の茅ヶ崎で乗り換えたり。
平塚で切り離しで慌てて前の方に座席を移動したりと小さい町故のどうでも良いストレスがあるのも事実。
数の絶対的な原理原則が働いているなぁっと、、、乗り換えをする度に思います。
誰が何処に住もうと、メリットとデメリットは必ず存在するし、自分の中の価値観で心地良く感じるものを優先し
選択していけば大半のストレスは解消されるだろう。常に選択権が自らにあると考えていればそれだけである程度
自由にもなれる。実際に二宮へ来てから海を身近に感じられる生活に変わり、想像していた通り、いやそれ以上に
気持ちが晴れるし心と身体のどちらも開放されていくことを梅沢海岸へ降りる度に感じる。
仕事終わりに妻と二人で海岸へ降りていって飲むビールもしくはホットコーヒーは格別。他愛のない話をする時間と
波をただただ眺めていることに充実感を覚えている。こんなにも海が間近にある場所に住んだことが無かったので
人生のボーナスステージに浸っている気分にもなれる。この物件に出逢っていなければ、こんなに足しげく
海へ通うこともしなかったはずだし遠方から来るお客様にとっても特別な場所、何か小さな思い出になって頂ければ
嬉しいなぁと思っている。自分たちがハッピーで、ポジティブマインドになることを優先しながら毎日を過ごしています。

あとは、お店以外のプライベートな話をすると地元と言う場所に22年振りに帰ってきて、神奈川県の地形や文化
食べ物の面白さなどに気付き始めている。いや、ようやく気付けたのだと思う。
若い頃はそんなことに興味も無かったし、当たり前にこの場所に住んでいたから客観的な視点が乏しかった。
こんな人の多い場所、早く出ていきたい!!とくらいにしか思っていなかった。
が、やっぱり鎌倉ってちゃんと面白いなと思うし、鳩サブレーは気軽に買えるし、大船は物流のハブになる駅だったんだ!
と地形を見るとシンプルに頷けたり、だけど今はあまりにも土地(家賃)が上がり過ぎてビックリ。。。
恐らくそこには住むことはないと思っている。車で通るくらいが逆に丁度良いバランスなのかもしれない。
その点、二宮は想像していたよりも箱根が近く、最近は真鶴・湯河原方面にも足を運ぶようになり、
まだまだ知らない、見てみたい場所が沢山ある。
お気に入りは湯河原の「霊泉・ままねの湯」盛岡時代に足しげく通っていた花巻の「観光荘」くらい熱湯で、雰囲気が好き。
温泉が近くにあるのも、しずかちゃん体質の僕には嬉しい限り。
行く行くは温泉付きの家、もしくは徒歩で温泉に行ける場所に暮らしたい・・・いや、暮らすと決めて
またじっくりと自分のアンテナに引っ掛かる場所を探す旅をするつもり。
いざという時に軽やかにジャンプ出来る準備だけはしておきたいし、自分の年齢を考えるとチャンスはそう多くないはず。
岩手在住の頃は両親に会う頻度が2年に1回とか、展示会の帰りにさっと寝泊りだけして直ぐ帰る。の繰り返し。
きっと忙しさを言い訳にして、両親と向き合うことを遠ざけていたような気もするし、照れくささみたいなのも何だかんだ
あったのだと思う。戻ってきてからは休日を利用してゆっくりと話をしながら食事をしたり、ハイキングへ出掛けたりと
親孝行をしている感覚はないのですが、共有する時間を持てるようになったことは、自分にとってポジティブでプラスな
心持ちになっている気がしている。距離が近くなると心の距離も縮まることを家族というフィルターを通して理解した1年。
そして、中学からの悪友から野球観戦のお誘いを受けるようになったのもプロ野球チームが地元やご近所にあるからこその恩恵。
やっぱり横浜スタジアムは特別な感情があって聖地だと思っているのはきっと僕だけではないはずだし
最近はベイスターズが強くて、神奈川の高校野球はやっぱり盛り上がるし横浜高校への憧れは密かにずっと持ち続けている。
一度でいいから「YOKOHAMA」と書かれたユニフォームを着てみたい(笑)
プライベートなことでも”地元”という場所に戻ってきたことでの気付きがあった事も結構びっくりしている。

きっとお店はどんな場所でどんなことをしたとしても、大変さとか乗り越えないといけない壁いう点は然程変わらない
それは移転をしてみて、身に染みて分かったこと。
環境をがらりと変えることは、今までの積み上げてきた見えない何かを捨てる勇気と引き換えに、新しいご縁や感覚を
手にすることだと実感。二宮へ来ての1年間でここまで沢山のご縁と知り合いが出来るとは想像していなかったし
現在開催しているイベント、アクセサリーのsuwa okiさんとも、こんな風に繋がって展示までしているなんて、
全くもって不思議なご縁としか言いようがありません。
更に言えば、岩手・秋田から二宮へ足を運んで下さる方が、こんなにも沢山いるなんて全くもって考えてもいなかったので
大袈裟ではなく感動を頂いております。本当にありがとうございます。4月に訪れた勝手に凱旋盛岡ツアーも
来店してくださったお客様のお名前を全て把握していた事に驚き、12年という歳月を過ごした実感を最も感じられた出来事。
また秋にお伺いしたいと思っていますので、また沢山の方と色々なお話が出来れば嬉しいなと思っています。
とは言え、当たり前に神奈川県1年生なのでそう上手くはいかないし、想像していた通り、それで良いのだと思います。
苦労は買ってでもしろという言葉もあるくらいだし、自分で選んだ道なので、とにかく日々やれることを一所懸命やるだけと
腹をくくっている感じです。

これだけ世の中の変化が大きく速度感も増す中で、ふと冷静に洋服の必要性に関して自問自答する時もあるのですが、
僕の生活のリズムの中には洋服はとても大きなウェイトを占めていることは確かなこと。
生活をするうえで日常と非日常があり、どちらにもあまり偏り過ぎずに且つ生活している町に違和感なく馴染む
(近所のスーパーに入っても浮かない感じ!?)服装を提案していければと思っていて、とびきりのお洒落ではなく
着る人が自身が納得し心地良く時間を過ごせて頂けていれば嬉しい限りです。
何処に行くにも洋服は身につけないといけないですし、折角であれば自分のお気に入りを春・夏・秋・冬と少しずつ揃えながら
更に言えば気分に合わせて服装を楽しんで頂きたい。そして、当たり前ですが洋服を1枚や2枚購入したところで急な変化は
訪れないですし、やっぱり何だかんだと日々の鍛錬が必要。僕の中での目標があって、10打数7安打~8安打!!
(10枚買ったら7枚は良かったと思って頂けるモノ)残りの3打席はお勉強代と言いますか、チャレンジングな部分もご提案
する時もあることをご理解頂ければと嬉しいです。それは洋服に限らず何事も共通する部分があることだと思っています。
じっくりとモノを選べる環境と空間を整えて、誰かにとっては大切で、心が安らげて、小さくとも必要な場所に思って頂けるよう
明日からも変わらずにお店を開け続けたいと思います。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。また気が向いたら長文を描きたいと思っています(笑)
おしまい。

rasiku・二宮 1周年イベント「ROUTE」

2024年6月14日にrasikuは二宮という場所で二回目のお店を始めました。
最初のオープンは岩手県盛岡市に2012年1月29日。2つの誕生日?がある不思議なお店です…

1周年だけは、自分の中に何か心に残るイベントをしたいと思って模索していたところ、二宮の地で新たに歩みはじめた
道すがら自然と繋がったご縁を手繰り寄せてか、導かれるように「ROUTE」というイベントに辿り着きました。

まだお店を再オープンする前(4月・5月)この辺りこともあまりよく分からない中、時間だけはたくさんあったので
周辺を自転車や徒歩で色々と散策していました。紅茶繋がりでみつばちの亮子さんから聞いていた大磯駅前にある
「TEA HANDEL」さんへ行った時のこと。よ~く振り返ってみると、その前にも一度だけふらっとお店には入っていて
気になるアクセサリーがあるなぁっと思っていたのですが、その時は試着まではいかず。。。
引っ越し後のあれこれが少し落ち尽き、心に余裕が出てきたタイミングでお伺いしたのが2回目だったかもしれません。

普段はシルバーアクセサリーなどは殆ど、いや、ほぼ滅多につけないタイプの人間なのですが、
カタチはあるけれどカタチがないような無機質さというのか、考えられていそうで意図的ではないようなデザインと
重々しくない雰囲気の良さに吸い込まれたのを覚えています。
時期も丁度今くらいの季節だったので、着ていた薄手のシャツにも、二宮・大磯の穏やかな海の開放感にも
どちらにも合うだろうなという感覚がありました。
ファッションという視点や、お洒落をする!という感覚とも違う、全くそれが無い訳ではないのだけれども、
ただ気分でさらりと付けられて、象徴的な何かやマインドを揺さぶったり込めたりするようなことでも無い装飾。
昨年の夏は、Riverの薄手のボートネックシャツか長袖スリーピングシャツに、購入したシルバーのブレスレットを
左腕に付けるスタイルで過ごしていました。
そのジュエリーを作製している方が近くに居るということは、お店の方からもちらっと伺ったのですが
深追いすることなく、もしかしたら何処かのタイミングで逢えるだろうか~という気持ちでいました。

時間は過ぎて、秋から冬になろうとする頃にお店に入ってきた一人の男性のお客様。
雰囲気というのか空気感が何かあるぞと、あまり積極的にいかずに質問されたら答えようという気持ちでいると、
実はジュエリーを作っている者ですと。ま・さ・かと思って聞いてみると・・・作っているご本人登場パターン!?でした。
ちょうど大阪での展示が終わったところで、一度来てみたかったと。
そして、さらにまさかの展開、Riverのコートを試着して購入してくださるという奇跡。
凄く深い話をした訳では無かったのですが、不思議とその時に、いつか一緒に何か出来れば良いですね。
と言葉にしていた記憶があります。

冬が明ける間近、その方のアトリエで展示があるとのことで、平塚にある製作現場へお邪魔しました。
その時に僕らの1周年が6月にあるので、気に入ってつけているブレスレットに合う洋服を作製、販売をしようと思う。と伝え
具体的に話を進めていくことになりました。
今思うと面白いくらいに話はトントンと進んでいった。こういうテンポの良さも良い兆し。
その後、青山のスパイラルで行われた展示なども見にいったりと、お互いのイメージを心地良く擦り合わせが出来るように
準備を進めていました。

今回のイベント名に選んだ「ROUTE」は、僕が購入したブレスレットの名前なのですが、僕らの新しい道と
諏訪さんもジュエリーを作製する中で、新しい方向性への道に向き合ったタイミングで生まれた作品とのことで
もしタイトルをつけるなら・・・とお互いに自然にイメージを共有できたこともあって、イベント名付けてみました。
諏訪さん自身、普段は何かテーマや意味持たせてモノづくりをするスタイルらしいのですが、意味を持たせずに
感覚で思うままに楽しく作ってみよう作品の第一弾として「ROUTE」がカタチになったんですと、後からお話を聞きました。
だから僕のアンニュイなアンテナに引っ掛かったのかもしれないと。
言葉で説明すると矛盾が発生するのですが、僕も今は出来る限りカタチのないものを追いかけていて、それは無意識の中にある
意識があって生まれるものではないかと考えています。なかなか、そのようなモノは浮かばないですし、イメージありきで進むことが殆どなのですが、稀にゾーンに入るような感覚があるのかなと今は理解しています。

と、説明が長くなりましたが、
諏訪さんの作るジュエリーと、僕の着たいと思うイメージを落とし込んでいるRiver。
それぞれの道が、二宮という小さな町の小さなお店・rasikuで交差します。
諏訪さんと生地を選んで作製したRiverシャツのお披露目会と、「ROUTE」を軸に諏訪さんの作品の中から
数型ピックアップしたものを展示販売させていただくイベント
rasiku × Suwa Oki「ROUTE」を6月13日(金)からスタートします。
デザイナーの諏訪さんは13日(金)14日(土)15日(日)の三日間在郎してくださいます。
ブレスレットや他にもご覧いただくジュエリーについて、サイズ・商品のことなど、根掘り葉掘り聞ける機会ですので
ぜひ、この機会に二宮の町へと足をお運びいただけたら嬉しいです。
商品のラインナップなどは、また後日にご紹介出来ればと思います。



以下日程となります。
6/13(金) 10:00-17:00 1周年イベント「ROUTE」 デザイナー在郎
  14(土) 10:00-17:00      ↓       デザイナー在郎
  15(日) 10:00-17:00      ↓       デザイナー在郎
  16(月) 10:00-17:00      ↓
  17(火) 10:00-17:00      ↓

rasiku 1day popup shop @ 二宮 

今日で5月も終わり、明日からは6月。梅雨がやってきて、そして夏の太陽と開放感がもう目の前。
一昨日は、同じ町内にある”Boulangerie Yamashitaさんで1日だけの出張SHOPを開催。
僕らは国道一号線沿いの海側に面した古い日本家屋と出逢って商いを始めて、もう間もなく1年が経とうとする
この絶妙なタイミングで天の声!?ではないですが、店主のユウサクさんから定休日を使ってうちでやってみたらと。。。
とにかく先ずは、自分達がどういうものを扱っているか洋服のテイストや価格帯、そしてどんな人なのか知ってもらって
お店に足を運んで頂かないと始まらないのが商売。このチャンスを逃す訳にはいかないという事で、
二宮⇒二宮という移動距離、約2キロ弱の出張SHOPを開催させていただきました。
引っ越してきてすぐのころはとにかく町を散歩していたら、僕らの住む海側とヤマシタさんのある山側の雰囲気の違いを
肌で感じるのですが、どちらにもそれぞれ魅力がありこの小さな面積の町でも2つの違う空気を堪能できるからこそ、
その土地の面白さが生まれるのだと思います。

前日に什器を運びこませていただき、当日の朝8時30分から設営を開始。
11時オープンの30分前にギリギリ終わる。初めての空間はやっぱり難しい。
事前に店内を計測させて頂いていたのですが、洋服を入れてみると思い通りにはいかないのが出張SHOP。
設営が終わってしまえば、もう僕はやることがない。。。訳ではなく、ここから接客モードへ切替。
30分間リフレッシュして、いざオープン!!

店頭の外スペースに大磯から出店のお花屋さんの「烏」さん
川が近くを流れ、木々に囲まれているロケーションに多種多様(珍しさも美しさも)の花が並びました。
蚊にだけ気をつけてと思いながら、入り口すぐにお花屋さんがあって帰り際にお客様がお花を選んだり
相談してまとめてもらっている景色を見て、とても良いなと思いました。
入口入って直ぐ、僕らのご近所で仲良くさせて頂いている和食のお弁当とおかずを提供している「菜と根や」さん
そして、そして、毎月1回、rasiku店内で出張でおやつ時間を提供してくださっている「cielo」さん
菜と根やさんは、ぎりぎりの到着だったので写真を撮り忘れてしまった。。。Hーちゃんごめんなさい。
菜と根やオリジナル保冷バッグの受注販売もしており、初めて完成品を見ましたが・・・びっくり。
実際にお惣菜を買いに来られた常連のお客様が保冷バッグを使っている姿を見て・・・感動!
僕たちもほんの少しだけお手伝いさせて頂いていて、サンプル品までは見届けて、あとは本番GOするのみ!
という流れだったのですが想像以上の完成度です!!かたちにした事が何よりすごい。
YKKの本部に行った甲斐がありました(笑)実際に足を運ぶことの大切さよ。

わたくし、出張SHOPは張りきって在庫を持って行くタイプ(笑)
売れても売れなくても準備だけはしっかりと、今回もほぼの在庫を持って行く+メーカーさんにお願いして在庫を追加。
折角だから精神が発動してしまう訳です。その甲斐あって、沢山の方にお洋服を手に取って見て頂きました。
Boulangerie Yamashitaさんの建物の雰囲気と什器がとにかく格好良いので、何かをせずとも素敵な空間になる訳です。

そして、そして、まさかの盛岡からの刺客が。。。(涙)
盛岡時代にいつも行く銀行の帰り道に足しげく通わせていただいた「waltz」さん。
特に冬が明けて夏に向かう今時期、外のベンチで飲むカフェラテが最高だったのです。
他愛のない話から他愛のない話まで。。。(笑)店主のよしおさんと色々なお話をしました。
あれ?あれっ、まさか、見間違いじゃないかなと思いましたがcieloさんのおやつの列に並んでいる。(笑)
このタイミング、この場所で感動の再開。変わらずにハッピーな空気で素敵な笑顔。
茅ヶ崎から自転車で来たよ〜という割りに爽やか過ぎて、出店者さん達からは二宮町民と思われるくらい馴染んでいました。
aulicoのインディゴで染めたブルーのシャツ。きっと中津川にも合いますよ。
今度、神奈川県西湘さらに奥の真鶴・湯河原ツアーしましょう。お待ちいたしております!!

サプライズにひとしきり興奮した後、お腹が空いた・・・というタイミングで賄いを用意してくれたゆうさくさん。
なんというおもてなし。
つい先週もお伺いさせていただいた真鶴にある秋日和さんの食パンに、ドライトマトとチーズをのせてピザトーストを。
出張SHOPの食事問題はとても悩ましく、美味しくパワーチャージさせていただいました。
至れり尽くせりとはこういう時のこと。3時には珈琲までご馳走になってしまい、もう言うことはありません。

菜と根やさんの作る「おかずセット」これも絶品。
夫婦二人でピザトースト&おかずセットを悶絶しながら頂き、笑顔にならない訳はありません。
其々に自分自身の表現しているスタイルが素敵で格好良い。ご褒美時間となりました。
こうしてオープンの11時から閉店の17時まであっという間に時間が過ぎて、1日限りのショップは閉店しました。
商いを続けることは、地道な努力の積み重ねでしかなく、誰もが気軽に訪れるような場所でなくとも、わざわざ目指して
来てくださる方が少しずつ着実に増えていることを実感しています。
売るモノや作るモノは違えど同じような価値観やイメージを持っている方と、切磋琢磨しながら楽しい空間やクリエーションを
することで、自分自身が一番刺激を受けているのだと思います。ネガティブな情報や現実的なことから、少しでもポジティブな
発想へ転換して、自分が得意だったり心地良いと思うことを自分のペースやリズムで表現する。
お店や、場を作る覚悟とは何かを改めて考える良いきっかけになりました。

打ち上げの余韻に浸りながら翌朝6時。積み切れなかった什器を受け取りに向かうと小麦粉を捏ねる機械の音と
パン職人のユウサクさんがそこには居ました。ちょっとした会話をして、什器を車に積んで、お店に戻り、また元のお店に
復元作業を開始。同じようなことを繰り返し繰り返しやり続けるだけなのです。商いはきっと。
その繰り返しで学ぶこと、得意なこと、楽しみを見つける。今日も朝から本降りの大雨ですが、お店を変わらずに開けています。
それがお店なんだと思います。おしまい。

盛岡出張SHOPの思い出 最終回

3日目の営業も無事に終了。
とにかく、記録が無い・・・。のは、それぐらい沢山のお客様に足を運んでいただいたから・・・!という事で
どの瞬間も心に刻まれました。3日間、お運びくださった全ての皆様、本当にありがとうございました。
最後のお客様は4人手を組んでアーチにしてお見送り。戸惑われたかもしれませんが、長くお付き合いのある方なので
笑って帰られていったのでよかった(笑)
そして最後まで見守ってくれていた友人が、公会堂22号室での集合写真を撮影してくれました。ありがとう!
少しだけ座ったような記憶がありますが、あまりゆっくりもしていられず、即座に撤収作業はスタート。
思ったよりも動けていなかったのか手間取り、お二人にも手伝ってもらって、21時ギリギリで詰め込み完了。
郵送分の荷物を友人宅へ預けて、ここから神奈川県へ戻ります。果たしてこの体力で戻れるのか?
という不安がちらっと頭を過ります。。。
亮子さん・貴充さんとは公会堂の前で「楽しかった、また会いましょう!」と別れを告げて、それぞれの帰路へ。
僕らは一旦、お風呂休憩をするべく「開運の湯」さんへ向かいました。

当初の計画ではアドレナリンが出ているであろうという想定で、その勢いのまま高速へ乗ればざっと仙台あたり(約200キロ)
までは進めるだろうという考えでした。が、、、お風呂に浸かって出ると、3日間分の疲れがどっと身体に押し寄せて
あらっこれは、結構まずいな。。と思いました。そして、盲点だったのは夜ご飯のこと。
何となくお肉的なものを食べたいなと思うも時間も時間で、道すがらのお店は概ね閉店作業に入っているムード。
時間的にモスバーガーに駆け込めば間に合ったかと、通り過ぎたのを後悔しながら、極度の疲れが判断を狂わせました。
最終的には、まさかのコンビニでおにぎりとファミチキというジャンクフード夜ご飯。でも、食べ過ぎなくて良かった。
いざハンドルを握り始め、高速に入ります。途中途中休みながら・・・えっと、なかなか岩手県を抜けられません。。。
今更ですが岩手県大きいのです。そして電池切れです。(笑)

作戦は変更で、とにかく意識が朦朧とする前に休む。途中30分とか1時間寝てを繰り返して岩手県を抜けて宮城県へ。
夜中なので東北道は空いていたのですが、一瞬でも気を抜くと睡魔に持っていかれそうになるので80キロの安全運転走行。
明け方になって太陽が昇るころになり、那須インター付近までたどり着きました。
遠くを見ると那須連峰の頂上は雪を被っていて冬と春の丁度境目にいる感じがしました。
二宮まで残り250キロ。もうひと踏ん張り。

空が完全に明るくなり、車の数も一気に増えました。
栃木県を南下して、埼玉県へ。
途中のパーキングエリアで自動販売機で購入した、言わずと知れたコーンスープがびっくりするほど美味しくて
身体に染みわたったのは、幼少期から口にしてきて、なんだかんだDNAに刻まれているからだと妻が放った言葉。
より染みました。
夜中運転して日が昇った朝一番に飲むものは、この日を境に、自動販売機で買うコーンスープだと胸に誓いました。

栃木・埼玉の平地を抜けると、カーブとトンネルの多い圏央道へ。
ゴールが確実に近づていてきています。

神奈川県に入りました。
ゴール寸前の厚木付近でホッとしたのか体力の限界なのか、猛烈な眠気に襲われ、ここで1時間の仮眠。
少し安心したのかもしれません。ここまで約11時間のドライブ。当初の予定よりも2時間遅れ。

ようやく、ようやく、盛岡を出発してから12時間後。二宮に戻ってきました。
ちらほら咲いていた桜が満開を迎えていて、ちょうど家に向かう途中の小学校の近くを通った時に
ぴかぴかのランドセルに隠れそうなくらいの新一年生たちが下校?している姿が、とにかく初々しくて可愛かった。
ちょっとじーんとなる気持ちとは裏腹に、とにかくジャンクなものを食べたい欲が浮上してきてしまった疲労困憊なおとな。
某バーガーチェーン店のポテトを買って帰ろうとドライブスルー到着が10時40分過ぎ。いざ注文すると、
この時間は朝マックの時間帯らしく、僕が欲している塩気の効きすぎたポテトはまだ無いですとのこと。
ハッシュポテトならあるというこですが、僕はパス。妻は食べるとのことでハンバーガーとハッシュポテトを購入し自宅へ。
帰りの道はことごとく希望のごはんに辿り着けませんでしたが、それも含めて旅なのかもしれません。
家に着き、先ずはお留守番を頑張ってくれた猫の熱い歓迎と文句を受けた後に、最低限の車の荷物をどさどさ運び入れて
無心でバーガーを頬張り、意識を失ったかのように布団になだれ込みました。
数時間後・・・起きた時の違和感。鏡を見てみると、運転中に眠気覚ましに食べ過ぎた酸っぱい干し梅の影響で
見たことないくらいに顔がパンパンに腫れていました。最初、自分が誰なのか気付かないくらいに(笑)

二宮へ引っ越しをして、6月にお店を再オープンしてから盛岡時代にお世話になった方にどれだけ二宮へ来て頂けたことか。
更に言えばオンラインショッピングでも沢山の注文を頂いていて、ご注文を確認すると名前を見て、顔が分かる感動というのか
嬉しい気持ちと、距離はあっても変わらずに気にかけていただけていることが、とにかく心の支えになりました。
今回の出張SHOPで販売したモノを、レポートに書くのですが一人一人のお名前が全て出てきたこと。
それは12年間やってきたことの1つの証みたいなものなのかなと、僕なりに初めて自分を肯定するような出来事でした。

二宮では当たり前ですが、お店としてはまだまだ認知されている訳ではないですし、凹まなくて良いことにわざわざ
凹んでみたりとお店の難しさを痛感する時間もあれば、盛岡でスタートした時と同じようにやっぱり周りのお店やお客様に
支えてもらっていることに感謝しかなく、近く遠くの繋がりの有難さを身に染みて感じながら、日々過ごしています。
現在はそんな旅を経てやる気が漲って、店内は追加と新着の商品で大充実。
とにかくお店を開け続けておりますので、二宮在住の方も、近隣の街の方も、はたまた小旅行を兼ねて遠方からのお客様も
いつでもお待ちしておりますー。
以上、盛岡出張SHOPの思い出でした。完
次回、K田さんと秋ツアーへの作戦をこれから練ろうとしています(笑)また来たって言わないでくださいね。。。

ページトップへ戻る